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「登板予定がないのに肩を作る風習は本当に無駄」MLBで“9試合連続無失点”パドレス・松井裕樹は何がスゴい? 高度解析で分かったその「納得のワケ」

posted2026/08/31 17:01

 
「登板予定がないのに肩を作る風習は本当に無駄」MLBで“9試合連続無失点”パドレス・松井裕樹は何がスゴい? 高度解析で分かったその「納得のワケ」<Number Web> photograph by Getty Images

後半戦に入って一躍、パドレス救援陣の柱となっている松井裕樹。その好調の理由はどこにあるのだろうか?

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カルロス山崎

カルロス山崎Carlos Yamazaki

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 ポストシーズンに向けて山場が続くメジャーリーグ。サンディエゴ・パドレスもその当落線上で厳しい戦いを続けている。そんな中で、ある日本人リリーバーの評価が急上昇中だ。果たして今年31歳になるベテラン左腕のスゴさはどこにあるのだろうか?《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 シーズン前半戦を48勝48敗の勝率5割で折り返し、一時はナショナル・リーグのワイルドカード争い7位に沈んでいたサンディエゴ・パドレス。それでも8月29日時点では貯金を「8」まで伸ばし、プレーオフ圏内の3位へと躍進を遂げている。

 実はこの反撃劇の立役者となっているのが、リーグ屈指の安定感を見せているブルペン陣なのだ。

 その中でも松井裕樹は、展開を問わず「これ以上点差を広げたくない」という試合中盤の極めて重要な局面(いわゆるハイレバレッジ・シチュエーション)での起用が目立つようになっている。

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 ここまでの「3勝」はすべて松井の登板をきっかけにチームが逆転や勝ち越しを決めた証であり、ベンチからの信頼度の高さを物語る。

 特に圧巻なのはピンチでの強さだ。

パドレスでは「満塁のピンチならユウキ」!?

 今季はリリーバーにとって最悪のシチュエーションと言える「満塁」での登板がすでに9度を数え、そのうち「無死満塁」という絶体絶命の局面での登板は3度に及ぶ。しかし、満塁時の被打率は.077、WHIP 0.35、6奪三振と圧倒。パドレスでは「満塁のピンチならユウキ」という方程式はお馴染みとなり、回跨ぎも含めたスクランブル起用に応え続けている。

【次ページ】 前2シーズンの数字と比べてわかる“成長”

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