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DeNA本社のエンジニアが作った「MINATOシステム」とは? なぜ隠居中のV9戦士・高田繁は“野球素人集団”のGMを引き受けたのか。「もう気の毒に…」
posted2026/09/08 17:52
横浜DeNAベイスターズのGMに就任し、記者会見する高田繁
text by

村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph by
JIJI PRESS
ヤクルトの監督を辞めてからはのんびりと過ごせていたんだ。
ようやく肩の荷が下りてね。評論家の仕事は少しやっていたけど、孫と遊べるようになったし、女房ともゆっくり過ごせるようになったことがうれしくてね。穏やかな日々やった。ある球団から「GMで来てほしい」とオファーもあったんだけどね。「もう66歳の高齢ですし、体力的にも厳しいし、孫との時間も大事にしたいので勘弁してください」と断ってね。完全に引退したつもりでいたんだ。
そんな時に旧知のTBSの人間から連絡が来た。「DeNAの人が高田さんと野球のお話がしたいから会ってほしい」と。正直、またかよと思ったよ。
「ベイスターズを買うなんて無謀。やめた方がいい」
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この時、DeNAはTBSからベイスターズを買収しようと交渉している時だったと思う。DeNAなんて聞いたこともないだろ。俺は断る気満々だったよ。実際に断ったしね。それどころか、オーナーの春田真さんと、球団社長の池田純さんに言ったんだ。
「いや、あなたたち。ベイスターズを買うなんて無謀なこと、今からでもやめた方がいいですよ。あの球団はずっと最下位で、しかもかつては毎年1試合1億円入っていた巨人戦の放映権料も今はない。毎年20億も30億も赤字を垂れ流しているんだから。球団を持っても黒字になんかなりゃしませんよ。会社の方は大丈夫なんですか? 手を出さない方が絶対に会社のためです」
なんて言ってね。二人ともしょんぼりして帰って行ったよ。
でもね、断っても断っても何度も来るんだ。「野球の話を聞かせてほしい」「これはどうすればいいですかね?」「球団は5年で絶対に黒字にします」「高田さんしかいないんです」なんて言ってね。

