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「AI高田を作ってみましょうか(笑)」南場オーナーの提案に前向き? V9戦士・高田繁がGMを「もう二度とやりたくない」チャーミングな理由
posted2026/09/07 17:05
DeNA元GMの高田繁(左)と南場智子オーナー(右)
text by

村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph by
Kiichi Matsumoto
――高田さんのベイスターズのGMとしての戦いは、ベイスターズという破天荒なチームに、高田さんの勝負所で1点を取る“勝つための野球”をどう根付かせるかの戦いでもありました。高田さんが、ベイスターズに残したものとは何だったのでしょう。
南場「それは……大きすぎますよ。今のすべてのものが高田さんが作った土台の上に乗っかっているものですからね。今おっしゃった『ノッた時はいいけど、接戦に脆い』というのは高田さんがGMになられた最初の頃から言っていただいていたこと。それを克服できたかと言えばまだ残っていますからね。ただ、これではいけないんだということはみんな意識して、野球脳を使うこと、数字にならないもったいなさ、凡事徹底とかですね。そういう言葉をよく耳にしますし、常に反省を重ねているようです」
「データはひとつの材料として提示するもの」
高田「僕が辞めてもう8年ですからね。その間に技術もどんどん発達して、野球の形も劇的に変わっていっています。新しく取り入れていく部分と、古くから変わらない野球の本質と、バランスが大事なんですよ。特にDeNAはIT企業だから、外からはデータ、データで新しいことばかりをやっているように見られがちになってしまいますからね」
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南場「仰る通りで、誤解されているところでは、データはひとつの材料として提示するものであって、決して押し付けるものではありませんからね。GMが言うようにバランスが大事であって、そのためには責任境界線をしっかりさせることなのかなと思ってます。だから、どういう材料を提示しても、最終的に決断する人が決断する。そうすることで責任の所在もはっきりするわけです。その部分は踏み外していないと思いますし、各分野でのコミュニケーションが非常にいいチームなので、監督とチームスタッフとのコミュニケーションがよく取れているのも強みだとは思っています」
高田「打撃なら打撃、ピッチャーならピッチャー、守備、走塁と、それぞれの専門のコーチをね、この人に任せたという人にお願いして、選手を指導していく。それとアナリストとのバランスを監督らと話し合いながら最終的に決めていくんでしょう。でもね、結局やっていることが認められるためには勝つことだけですから。なんとか、勝ってほしいんだよ。何をやっても叩かれてしまう木村社長が気の毒で気の毒でね。そこに戻るんだけども」
南場「(笑)。でも、本当にそうなんですよね」
――やっぱりどこの組織でもトップは結果が出なければ叩かれるのは宿命なのかもしれませんが、お二人が決断する時に重要視しているものは何なのでしょうか?

