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あの高校駅伝の超名門が…ナゼ“女子短距離で日本一”に?「選手は県内出身者だけ」でも「4人が6種目で全国入賞」“全国大会出場ゼロ”から大躍進のウラ話
posted2026/09/08 11:00
今夏のインターハイで女子トラック種目の総合優勝に輝いた長野の佐久長聖高校。男子高校駅伝で4度の全国制覇を誇る「駅伝の名門」はナゼ短距離も強くなった?
text by

別府響Hibiki Beppu
photograph by
Tadashi Hosoda
高校駅伝の名門として名高い長野・佐久長聖高校。「駅伝部」の活躍は枚挙に暇がないが、実は今夏のインターハイでは、同校の「陸上部」が女子トラック部門で全国No.1に輝いた。全国的に活躍を続ける駅伝部に水をあけられていた陸上部。ここにきて急成長を見せたウラには、どんな秘密があったのだろうか?《NumberWebノンフィクション全3回の1回目/つづきを読む》
「一番はこのチームで走り切れて良かったなという気持ちが強くて。インターハイは全国大会までの道のりが長いので、最後までみんなで駆け抜けることができた。その意味では、やってきて良かったなと思いました」
7月から滋賀県で行われた陸上競技のインターハイ。その女子トラック部門で優勝を果たしたのが、長野県の佐久長聖高校だ。キャプテンとしてチームを率いた3年生の中村波南は、高校最後の大舞台をそんな風に振り返った。
陸上競技のファンならば、同校の名前を一度は耳にしたことがあるだろう。
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全国高校駅伝での4度の優勝をはじめ、年始の箱根駅伝、ニューイヤー駅伝ではOBたちが毎年のように綺羅星のごとく活躍を見せてきたからだ。マラソン日本記録保持者の大迫傑(リーニン)をはじめ、佐藤悠基(SGH)や上野裕一郎(ひらまつ病院)、大学生では吉岡大翔(順大)や小池莉希(創価大)など現役選手にトップクラスのランナーも多い。
「駅伝部」は強豪でも…「陸上部」は?
かように「駅伝部」が存在感を示し続ける一方で、短距離やフィールド種目を主に戦う「陸上部」は、同校では実は別の部である。そして、陸上部の方はこれまで決して全国的な強豪というわけではなかった。
もちろん時に個人で活躍する選手こそいたものの、端的に言えばチームとしては、全国の頂を目指すようなレベルではなかったからだ。
それが近年――突如、女子スプリントで驚異的な活躍を見せている。

