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甲子園名門“番狂わせ敗退”から1年…浦和学院・森大監督35歳が明かす「父と違って僕にカリスマ性はない」自律か、管理か? 揺れる指導現場

posted2026/09/01 11:01

 
甲子園名門“番狂わせ敗退”から1年…浦和学院・森大監督35歳が明かす「父と違って僕にカリスマ性はない」自律か、管理か? 揺れる指導現場<Number Web> photograph by Asahi Shimbun

1年前の夏、最強世代の浦和学院は公立校に敗れ甲子園出場を逃した

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樫本ゆき

樫本ゆきYuki Kashimoto

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「1週間、高校野球を見られなかった」。浦和学院最強世代の番狂わせ敗退から1年、森大監督(35歳)は野球指導をどう変えたのか。今夏の結果をどう受け止めるのか。ノンフィクションライター・樫本ゆき氏が訊いた。【全2回の1回目】

 これほどまでに「高校野球の監督」は疲弊しなければならないのか――。そう感じさせられることがたびたびある。特に夏は。勝てば選手が称えられ、負ければ監督の責任が問われる。まして「全国制覇を狙える」と評されたチームが、甲子園どころか地方大会の序盤で敗れれば、矛先は容赦なく指揮官へ向かう。

 采配が悪かった。選手起用を間違えた。育成できていない……。批判の声を耳にしながら、しかし敗戦の翌日には、次のチームを率いて選手の前に立たなければならない。

1年前の夏「番狂わせ」敗退

 2025年夏、浦和学院は埼玉大会3回戦で県立滑川総合に1―4で敗れた。プロ注目選手を擁し、「全国制覇を狙える」と評されたチームが、県大会序盤で姿を消した。監督の森大は「1週間、高校野球を見られなかった」と落ち込んだ。

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 森大は2021年秋、父・森(おさむ)前監督から浦和学院の指揮を引き継いだ。森士氏は同校を全国屈指の強豪へ育て、2013年春にはセンバツで全国制覇。甲子園通算28勝を挙げた名将だ。その後を継いだ大は当時31歳。監督就任1年目の2022年春にセンバツ4強へ進出し、2023年夏にも甲子園出場を果たした。二世監督としては順調なスタートだった。

 ただ、大は父と同じタイプの指導者になろうとは考えていなかった。

【次ページ】 カリスマ父を継いで…後継者の苦悩

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