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マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
今年の甲子園…なぜ“二遊間の超プレー”が急増?「指導者が『技術』を教える時代は終わったのかも…」高校球児たち“令和の進化”のリアル
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byJIJI PRESS
posted2026/08/20 17:45
今大会でも再三の好守を見せた仙台育英のショート・砂涼人(左)。各チームの二遊間の技術が急上昇のワケは…?
難しいプロの模倣…ある球児が選んだ手段は?
「ウチはセカンドの子がちょっと大型なんですよ。この生徒が、自分と体型が似ているから言うて、牧(秀悟・横浜DeNA)選手のゲッツーのときの二塁送球のきり返しね、あの動作を一生懸命取り込もうとして、動画見てはやって、見てはやって、繰り返すんですけど、どうもうまいこといかんのですよ。それでこの生徒がちょっと考えたんですな」
そう語るのは別の高校野球の指導者だ。ここからの話に驚いた。
「本人が言うには、絵を描いた……と言うんですな。牧選手の動作を絵に描けるようになれば、自分でもそういう動きが出来るようになるだろうって。いわゆるデッサンですね。動画をスローでちょっとずつ動かして、動作のひとコマ、ひとコマを何枚も何枚も描いて、パラパラアニメっていうんですか、紙を何枚もパラパラ、パラパラってやると、絵がアニメみたいに動くやつ。あれを作ったんですな」
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パラパラ、パラパラやって、このあたりの動作がちょっと「牧秀悟」と違うと見ると、動画を見直して疑問のあたりを何枚か描き直し、結構近いアニメになったそうだ。
「すごい発想だと思いましたね。『わかったか!』『はい!』で終わる時代では絶対あり得ない高校野球じゃないですか。ほんとの意味で、動画を活用していると思うんです」
効果は「スーパー大」だったという。

