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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
なぜアストン・ビラは鈴木彩艶の獲得に踏み切った?“誤算”はあっても…世界最高峰リーグの強豪チームが決断した“実力だけじゃない”「3つの理由」
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田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/08/17 17:21
プレミアリーグの強豪アストン・ビラへの移籍が決定的と報じられている鈴木彩艶
混沌の移籍市場で誤算も…高評価は変わらず
一方で、マルティネス獲得が濃厚とされたユベントスとの交渉は結局、破談になった。右手薬指の骨折もあり、手術による長期離脱もウワサされるとはいえ、現状ではマルティネス残留の可能性も高く、チームにとっては本来の目論見からすれば「誤算」といえるだろう。
だが、それでもアストン・ビラは鈴木獲得の決断を緩めなかった。マルティネスの離脱に対応しつつ、スムーズな世代交代を同時に進められるからだ。
ウナイ・エメリ監督は、複数の候補を比較したうえで、23歳の日本代表GKを選んだ。2大会連続でアルゼンチン代表をW杯決勝へ導いたマルティネスの後継者として、最大3500万ユーロを投じる判断に、鈴木への期待の大きさが表れている。
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スポーツメディア『ジ・アスレティック』のデイビッド・オーンスタイン記者も「アストン・ビラは今後、マルティネスの去就について解決策を探す。ただ、いずれにしても鈴木彩艶が新たな正GKになる」と伝えた。マルティネスについては市場閉幕まで別クラブへの売却など退団につながる解決策を探しつつ、移籍先が見つからず残ることになっても、鈴木を正GKに据えるという。
鈴木にとってもアストン・ビラで待つ舞台は魅力的だ。
昨季プレミアリーグで4位に入り、ヨーロッパリーグを制したチームは、今季のチャンピオンズリーグにリーグフェーズから出場する。移籍が噂されていたパリ・サンジェルマンでは正GKの座が保証されず、加入後にユベントスへ貸し出される案が浮上していた。だが、アストン・ビラではプレミアリーグとCLのゴールマウスを任される可能性が高い。
正式発表を経て出場となれば、プレミアリーグでプレーする初の日本人GKとなる。前世界王者の後継者としてCLにも挑む。鈴木がたどり着こうとしているのは、日本人GKがまだ立ったことのない舞台だ。

