甲子園の風BACK NUMBER

「寄付金5000万円集めた」「バス17台で秋田から兵庫に駆けつけた」公立進学校・横手の甲子園ドタバタ現場ウラ側「金足農業にアドバイス求めた」 

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梅津有希子

梅津有希子Yukiko Umetsu

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photograph byJIJI PRESS

posted2026/08/17 06:00

「寄付金5000万円集めた」「バス17台で秋田から兵庫に駆けつけた」公立進学校・横手の甲子園ドタバタ現場ウラ側「金足農業にアドバイス求めた」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

57年ぶりに甲子園出場を果たした横手(秋田)。現場はドタバタだったようで…

 スーザとは、アメリカの作曲者、ジョン・フィリップ・スーザのこと。『星条旗よ永遠なれ』『ワシントン・ポスト』など、多くの名行進曲を作曲し、「マーチ王」と呼ばれた人物で、野球応援に欠かせない低音楽器・スーザフォンも彼の考案によるもの。アルプススタンド上段に陣取る、白くて大きな朝顔形のベルが特徴(天理や神村学園はゴールド)で、もともとはマーチングなど動きのある屋外演奏のために作られた楽器。スーザのアイデアで開発されたことから、彼の名が付けられた。

なぜDeNA応援歌を使用?

 横手の応援曲は、CANDY TUNEの『倍倍FIGHT!』や、CUTIE STREETの『かわいいだけじゃだめですか?』など、令和の人気曲もズラリ。高橋氏の先輩、トロンボーンの越後英雄氏(74歳)は、「最近の曲はテンポが速すぎて、演奏するのが大変だよ」と笑いながらも、「ついていけているふりをしています」と楽しそうに応援する姿が印象的だった。

 横手のチャンステーマは、横浜DeNAベイスターズの応援歌『Fight Oh! YOKOHAMA』を、『Fight Oh! YOKOTE』とアレンジして使用。秋田県大会の迫力ある全校応援の様子がSNSで拡散され、大きな話題となった。同曲を作曲した私設応援団「全国星覇会」の倉橋亮太氏は、横手がこの曲を使っていることを今夏知って感激し、「数あるチャンステーマの中からなぜこの曲が選ばれたのだろう?」と、真実を探るべく甲子園に駆けつけた。

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 2012年のオフシーズンに作り、2013年から応援に使い始めたこの曲は、「チーム全体を鼓舞するチャンステーマ」がコンセプトだという。

「当時、いくつかのチャンステーマが存在していたのですが、いずれも打席に立つ選手に向けたもので、歌詞の一部に選手名をコールする部分がありました。『Fight Oh! YOKOHAMA』は、このコール部分を無くし、チーム全体を鼓舞することを目的として制作したものです」(倉橋氏)

 横手は、この曲を2018年からチャンステーマとして使用。吹奏楽部顧問の田村氏は、当時他校に勤めていたため「詳細はわからない」とのことだったが、助っ人に駆けつけた吹奏楽部OBの中に、当時を知る人物が。ソプラノサックスを担当する金子雄輝氏だ。

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