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「さらに国外移籍するだろう」“今を予言した”生前のオシムとベテラン記者が対話した“日本サッカーの指針”「誤った選択をせずに」「そうすれば国民も…」
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byTakuya Sugiyama
posted2026/08/11 17:05
オシムの日本サッカーに対する提言は、厳しくも愛のこもったものだった
誰もが金を欲しがっている。選手やマネジャーもそれは同じだ。メディアもそうで、チームや選手のクオリティよりも金の話を話題にしたがる。しかし日本はそうした問題とは無縁だ。国が豊かで経済力もあるから、金のない貧乏国のようにふるまう必要がない。日本は選手を維持しながら、優れたリーグを継続していくだけの力がある。
競争があるのはいいことだ。そしてあなた方には、優れたサッカーを実践していける環境が整っている。スタジアムも観客も、彼らが作り出す雰囲気も。このワールドカップは、あなた方が今どこにいて、どの方向で進歩していけばいいのかを明らかにした。
若い世代に目を、それが新たな可能性を
――それであなたの目には……。
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オシム:私に言えるのは、常に若い世代に目を向け、彼らを次世代の主力として育てていくことだ。彼らこそが新たな可能性をもたらすからだ。たしかに齢を重ねたベテラン選手もチームに留めることがときに必要だ。経験が豊富で若手を助けることができる選手だ。
――では新しい代表監督は、やはり外国人がいいのでしょうか、それとも日本人でもいいですか?
オシム:日本にはこれまで多くの外国人選手がやってきて、とても多くのものをもたらした。今はその政策をどうするのかを再考すべきときだ。日本にいる多くの外国人選手や監督は、契約を全うすることなくチームを去ることが多い。誤った選択をしないように注意せねばならない。外国人選手を買うのはいい。しかし正しい選択をして過ちを犯さないようにする。外国人からはそうしたポジティブな影響だけを受けるようにする。
とはいえ日本はすでに多くの経験を得ている。だからどういう選手を選べばいいかは難しくはない。アトラクティブで、技術的に完璧かつあらゆる面でポジティブな選手だ。しかしときに要求が高くなりすぎる。実際にそれだけのクオリティを持った選手がどれだけいるのかというのは常に問題だ。人々に希望を与えられる選手だ。
サッカーの成績がよくなれば、日本全体がよくなっていく
――フォルラン(2014年、セレッソ大阪に加入)のように……。

