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「感動をありがとう!だけでいいとは思ってない」ウエストランド井口が現地取材でみたW杯…選手への「誹謗中傷投稿」に一家言あり 

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photograph byNanae Suzuki

posted2026/08/08 11:04

「感動をありがとう!だけでいいとは思ってない」ウエストランド井口が現地取材でみたW杯…選手への「誹謗中傷投稿」に一家言あり<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

FIFAワールドカップ2026を現地取材したウエストランド井口浩之さんのインタビュー【第1回】

初海外で“ダラスの迷惑者”に

――現地のスタッフから日本代表の選手について聞かれる機会もあったとか。

井口 アメリカの人たちは日本代表のことを知らなかったので、「誰が注目なんだ」「何番の選手だ」という感じで聞いてきて。僕も英語はそんなに分からないんですけど、なんとなく聞き取って、「ザイオン イズ グッド!」「ドウアン イズ エクセレント!」とか、とっさに答えましたね。それがまたワールドカップの醍醐味で、サッカーという共通言語でどんな国の人とも話せる。最初は怖くてスタッフさんから1秒も離れられなかったんですが、途中からは街を歩きながらユニフォームを着ている人全員に話しかけるくらいになってました。“ダラスの迷惑者”みたいな感じで(笑)。

――グループステージ3試合をご覧になった中で、特に印象に残ったシーンは。

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井口 振り返ってみると、やっぱり初戦のオランダ戦が一番熱くなりましたし、一番緊張感もありましたね。強豪オランダ相手だし、ここで負けるとかなり痛いという状況で、終了間際に同点ゴールが決まって。あの瞬間の、アドレナリンが一気に出る感じは忘れられないです。日本代表は最近、リードされても追いつける力があるんで、それを信じて応援してました。やってくれましたね。

 ゴール裏のメディア席で観ていたんですけど、目の前でネットが揺れた瞬間の興奮はまた格別でしたね。正直、小川航基選手のヘディングからの「鎌田の1ミリ」も、その瞬間は何が起きているか分からなかったんです。でも現地では、とにかくみんな大興奮でした。オランダサポーターのほうが数は多かったと思うんですが、日本のサポーターがずっと声を出して応援していたのが力になっていたんじゃないかなと思います。

試合翌日、クラクションを鳴らされ……

――チュニジア戦の4-0という結果も、現地で見るとまた違うものでしたか。

井口 ワールドカップで日本が4点取るなんて……しかもアジア勢としても4得点は初だったんですね。今回は出場国が増えたことで得点差がつく試合も多い中、日本が“大差で勝つ側”に回ったというのは、すごいことだなと。枠内シュートもゼロに抑えていましたし、落ち着いて観られました。

 チュニジア戦はモンテレイのスタジアムだったんですが、メキシコの人たちはめちゃくちゃ日本代表を応援してくれて、ほんとうにホームみたいな雰囲気でした。試合の翌日も街を歩いていたらクラクションを鳴らされて「日本人か! おめでとう!」って話しかけられたり、食事をしていてもいろんな人が声をかけてくれるんで、楽しかったです。

【次ページ】 「寝て起きたら日本が勝っててくれ……」

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