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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「感動をありがとう!だけでいいとは思ってない」ウエストランド井口が現地取材でみたW杯…選手への「誹謗中傷投稿」に一家言あり
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2026/08/08 11:04
FIFAワールドカップ2026を現地取材したウエストランド井口浩之さんのインタビュー【第1回】
「寝て起きたら日本が勝っててくれ……」
――決勝トーナメントのブラジル戦は、どのようにご覧になりましたか。
井口 僕はグループステージが終わった時点で帰国していたので、決勝トーナメントからは自宅で観戦しました。試合後、「負けたのは嘘で、寝て起きたら日本が勝っててくれ……」って本気で思うくらい悔しかったですよ。現地で観られなかったのも惜しかったですね。サポーターだけじゃなくて、リポーターや記者も、ブラジル戦まで残った人は限られていたと聞きました。みんなで観ていたら結果は違ったんじゃないか……とか、ついそんなことまで考えてしまいます。
グループステージの3試合は確実に観られるので、そこに合わせて日程を組むのは仕方ないんですけど、今後は「決勝トーナメントから観に行く」という選択肢を、サポーターやメディアも視野に入れていいんじゃないかと思うんです。日本はグループステージを突破できるという前提で応援に行くフェーズに、もう入ってきていると思います。
塩貝健人選手に似ている?
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――ブラジル戦の前には、塩貝健人選手の「ブラジルは昔は強かったというイメージ」という発言が一人歩きし、国内外で大バッシングを受けるという思わぬ出来事もありました。
井口 ストライカーには、エゴイスティックな部分も必要なんだと思います。あれだけ強気な発言をすることで、自分を追い込んでいるわけですから。なかなかできることじゃないですよ。
――井口さんもM-1で優勝される前から、強気な発言をされていたイメージがあります。少し似ている部分もあるのでは。
井口 いや、あんな世界の大舞台を前にあそこまで言い切るなんて、僕は怖くてできないです。僕は絶対に怒られたくないんで(笑)。肝が据わってるし、素直にかっこいいなと思いました。
今回、塩貝選手や後藤啓介選手みたいな若い選手を代表に入れたのは、森保一監督にとって、ある種の賭けだったと思うんです。勝ち上がっていくためには、大会期間中に伸びる若い選手の存在が絶対に必要ですから。今回、ピッチの中でも外でもいろいろな経験をしたことは、絶対に次回大会に活きてくると思います。
選手らへの「誹謗中傷投稿」が問題に
――塩貝選手のSNSには100万件以上のコメントがついたそうですが、FIFAの発表によると、今大会期間中、オンライン上で各国の選手や監督を誹謗中傷した投稿は700万件を超えていたといいます。
井口 試合後、日本代表の選手や監督に対しても、かなり強い言葉が向けられていましたよね。もちろん、負けた以上は批判も分析も必要だと思います。僕も「感動をありがとう!」だけで終わらせていいとは微塵も思ってない。でも、大人――特に知識や影響力のある人が強い言葉で監督や選手を批判すると、まだ批判と誹謗中傷の区別がつかない子どもたちが、「これくらい言っていいんだ」と受け取って、誹謗中傷に走ってしまうこともあると思います。実際、そういう投稿もたくさん見かけました。当然、ああいう誹謗中傷を書き込んでいるのは、まだ学生の人とか子どもたちだと思うんですよ。大人がやっていたらヤバいですから。そう考えると、大人が使う言葉にも、もう少し意識が必要なんじゃないかなと。
《続く》


