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「イジメとかは絶対に許さない」と言い続けた日大三高・前監督が突きつけられた時代の変化と“知識不足”「自分がちゃんと指導できていたら…」
posted2026/08/19 11:00
実家がある九十九里でインタビューに応じた小倉全由前監督
text by

中村計Kei Nakamura
photograph by
Kei Nakamura
「イジメとかは絶対に許さない」
――日大三高は2025年8月に全国準優勝を遂げたあと、翌年2月に野球部内の不祥事(わいせつ動画拡散問題)が発覚しました。小倉さんは2023年に監督を退任されていますが、すぐに学校へ足を運ばれたそうですね。
小倉 ニュースを見て、「とんでもないことが起きてしまった」と思い駆けつけました。長くこの部に関わってきた者として、被害に遭われた方がいるという事実を重く受け止めています。
――監督の三木(有造)さんはどんな様子だったのですか?
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小倉 職員室へ行ったら、自分の席で小さくなって座っていました。目の周りに真っ黒なクマを作って。なかなか眠れなかったんでしょうね。周りの先生方も、どう声をかけていいかわかんない感じで。授業で教室へ行っても、針のむしろだったそうです。生徒たちが、みんな嫌な目で自分のことを見ているみたいで。中には「元気だしてくださいよ」って言ってくれる生徒もいたみたいですけど。
――小倉さん自身、3年前に監督を退いているとはいえ、この事件のことを聞いたときは相当ショックだったのではないですか。
小倉 「うちの選手に限って……」って思いがいちばん強かったですね。自分は監督時代から「イジメとかは絶対に許さない、大嫌いだ」ってずっと言い続けてきたんです。他校の暴力事件とかが新聞に載るたびに、朝のミーティングで部員たちに見せて「まだこんなバカなことをやってる学校があるぞ」って言っていましたし。三木に監督を譲ってからも、その精神は引き継がれていたと思います。だけど、今回の事件は、そういうこととはまた違った。責任逃れをするつもりはさらさらないんですけど、自分たちが時代の変化についていけてなかったんだろうなということを痛感しましたね。

