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甲子園の風BACK NUMBER
センバツ王者・大阪桐蔭が敗れる波乱…高校球界の「絶対王者」に起こっていた“異変の中身”下級生からブレイクでも「最上級生になると…」のナゼ
text by

沢井史Fumi Sawai
photograph bySankei Shimbun
posted2026/07/21 11:04
大阪府大会の4回戦で大阪立命館に敗れた大阪桐蔭ナイン。センバツ王者はなぜ敗れたのか?
初戦こそ完勝しているが、夏の初戦は例年、3年生のエースを先発させる西谷浩一監督の意向からすると、先発が小川蒼介(3年)だったことにエースの吉岡貫介(3年)の現状にどこか引っ掛かりも感じた。それでも小川、石原慶人(3年)とセンバツのマウンドにも立った投手層の厚さも見せつけた。
だが、北野との試合は川本の代わりにベンチ入りした古田龍駕(2年)が序盤に打ち込まれ、一時は3点をリードされる展開に。北野の先発の変則右腕・筒井恒介(2年)の緩急をやや打ちあぐんだ感もあったが、劣勢だった序盤もナインは冷静さを見せ、足も果敢に使って相手に主導権を握らせなかったのはさすがだった。
だが、大阪立命館との試合は初回に2点ビハインドとなった中で大阪立命館の先発の187cm右腕・勝田海斗からなかなかチャンスを作れなかった。
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6回に二死三塁の好機で現チームの打線の核の1人の5番・谷渕瑛仁の適時打で1点を返し、7回に連打が生まれるなど、ようやく勝田を攻めてきたところで大阪立命館は勝田から背番号18の白井幹大にスイッチ。9回途中からは背番号1の左腕・表憲吾に継投した。いずれの投手も粘り強いピッチングで大阪桐蔭に流れを渡さなかったのは素晴らしかった。
タイブレークで…まさかの「反則打球」
試合のハイライトとなったのは、やはり大阪桐蔭が1点を追う10回裏の「反則打球」の場面だろうか。
スクイズが決まり、同点となるはずだったところでのまさかの事態となり、大阪桐蔭ナインもすぐに気持ちを整えることは難しかったかもしれない。それでも二死満塁。1本出れば追いつく場面で打席に立った主将の黒川虎雅のバットを握る手にも、今までにない力がこもっていただろう。

