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甲子園の風BACK NUMBER
センバツ王者・大阪桐蔭が敗れる波乱…高校球界の「絶対王者」に起こっていた“異変の中身”下級生からブレイクでも「最上級生になると…」のナゼ
posted2026/07/21 11:04
大阪府大会の4回戦で大阪立命館に敗れた大阪桐蔭ナイン。センバツ王者はなぜ敗れたのか?
text by

沢井史Fumi Sawai
photograph by
Sankei Shimbun
甲子園に向けた高校野球の都道府県大会が佳境を迎えている。そんな中、大阪大会ではセンバツで全国制覇を果たした大阪桐蔭高校が4回戦で敗れる波乱もあった。王者に何が起こっていたのか。近年取材を続けてきた記者が感じた「異変」とは。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》
近年の大阪桐蔭は昨年の森陽樹、中野大虎、23年の前田悠伍(ソフトバンク)のように、絶対的な投手を中心に勝ち上がる傾向が強かった。
いずれの投手にも共通しているのが、1年秋に大きくブレイクしたことだ。
前田は1年秋の近畿大会、明治神宮大会で快投し優勝に貢献。2年春のセンバツでは決勝の近江戦で7回を1失点11奪三振で優勝投手に輝くなど、さらにその先に大きな期待を寄せられる左腕として名をはせた。
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一方で、最上級生になるとなかなか思わしくない結果に終わっている。
前田は3年春のセンバツで準決勝まで勝ち進むも、敗れた報徳学園戦では逆転適時打を浴びた。以降もかつて見せた“無双状態”は影を潜め、最後の夏は府大会決勝で履正社に敗れて自身4度目の甲子園出場はならなかった。
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森、中野らもそうだった。森は1年秋にストレートが150キロを越え、その恵まれた体格から早くも2年後のドラフト上位候補とも目されていた。
だが、一昨年秋の近畿大会の初戦(滋賀学園戦)は、序盤まで快調に飛ばした先発の森が突如崩れて2-3で敗れてセンバツ出場を逃した。中野も力で押す持ち味は見せても投球内容はピリッとせず、昨夏は府大会決勝で東大阪大柏原に延長タイブレークの末に涙を飲むなど春、夏いずれも甲子園出場を逃している。

