甲子園の風BACK NUMBER

「甲子園に行くのは難しい」センバツ覇者・大阪桐蔭は破ったが…大阪立命館が次戦で敗戦“波乱の連鎖”はなぜ起こる?「気持ちのコントロールが…」

posted2026/07/24 06:00

 
「甲子園に行くのは難しい」センバツ覇者・大阪桐蔭は破ったが…大阪立命館が次戦で敗戦“波乱の連鎖”はなぜ起こる?「気持ちのコントロールが…」<Number Web> photograph by Fumi Sawai

大阪府大会の4回戦で大阪桐蔭を破った大阪立命館だったが、続く5回戦で箕面学園に惜敗。大金星のあとだからこその難しさがあったという

text by

沢井史

沢井史Fumi Sawai

PROFILE

photograph by

Fumi Sawai

 甲子園に向けた高校野球の都道府県大会が佳境を迎えている。大阪大会ではセンバツで全国制覇を果たした大阪桐蔭高校が4回戦で敗れる“波乱”もあった。一方で、その後の展開が難しいのは実は大金星を獲った側も同じこと。一躍、注目を浴びる形になった大阪立命館に、何が起こったのだろうか。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

大阪桐蔭を撃破も…続く“波乱の連鎖”

 9回2死走者なし。3人目の打者の6番・高島郁仁が一ゴロに倒れ、ヘッドスライディングした砂しぶきがファーストベースに舞った。箕面学園の野手陣が歓喜の輪を作る横で、高島はしばらく一塁ベースにうずくまり動けなかった。

 4回戦の大阪桐蔭に続く、1点を争う大接戦。この日も大阪桐蔭戦で好投した背番号10の187センチ右腕・勝田海斗は3回までを完ぺきに抑えていた。4回に佐脇涼太の右越えソロ本塁打で先制するも、直後に逆転を許した。以降もほぼ毎回走者を出すも、あと1本が出ないまま1-2で終戦となった。

「こういう試合を逆転できるようじゃないと大阪で優勝はできない。試合中、ずっとそういう話を(選手たちに)してきたんですけどね。でも、試合が終わった瞬間に、甲子園に行くのは難しいもんだなと思いました」

ADVERTISEMENT

 楠本雄亮監督は試合後、穏やかな表情で丁寧に言葉を繋ぐ。

「箕面学園さんはウチより力のあるチームですし、今日の試合もそんなにうまくはいかないとは思っていました。こういう展開はある程度、予想はしていたんです」

 4回戦で大阪桐蔭を延長戦タイブレークの末に下し、ネットニュースでも大きな反響を呼んだ。SNSでも大阪立命館の検索ワードが急上昇するなど、一気に注目の的となった。

【次ページ】 「次の試合を考えよう」切り替えを徹底したが…

1 2 NEXT
#大阪立命館高校
#大阪桐蔭高校
#箕面学園高校

高校野球の前後の記事

ページトップ