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オリンピックPRESSBACK NUMBER
「IOCから毒を盛られた」冬季五輪からノルディック複合が「除外」のナゼ…IOCの“欺瞞”に日本のレジェンド「ジェンダーイコールの理想があって…」
text by

雨宮圭吾Keigo Amemiya
photograph byTsutomu Kishimoto/JMPA
posted2026/07/16 06:02
ミラノ五輪後に引退を表明した渡部暁斗。長らく日本の複合の第一人者として競技を引っ張ったが、今回の決定には危機感を露わにする
その流れを受け継ぎ、複合日本を引っ張ってきたのが渡部だった。
「冬季競技で除外理由に当てはまるようなものは結構多いんじゃないかと思います。環境的に限られていて、どの国の人も分け隔てなくできるわけではない。それぞれいろいろな偏りがあるスポーツが集まったのが冬季オリンピック。その差はそんなに大きくないはず。なぜコンバインドだけが除外になったのか」
渡部は女子種目の普及が遅れたことや、人気面での課題(ノルディックスキーが盛んな地域でもクロスカントリー、ジャンプには遅れを取っている)を認めてはいる。それでもこう思わずにはいられない。
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「オリンピック全体の選手数削減の問題とジェンダーイコールの理想があって、人数の割合を調整するために、いろいろなプラスとマイナスをして計算していって『じゃあ、ちょっとコンバインドを消した方がいいんじゃないか?』としたようにしか見えないんです」
ノルウェーメディア「IOCから毒を盛られた」
ノルディックスキーの本場、ノルウェーの公共放送NRKは「100年後にはすべてが忘れ去られる」という見出しでこのニュースを伝えた。同局のヤン・ペッター・サルトヴェット記者はこう書いている。
「オリンピックから除外されたからといってすぐに競技が消滅するわけではない。世界選手権もあるし、2034年のソルトレークシティ五輪で復活する可能性も残されてはいる。それでも今回の決定は、IOCから毒を盛られたようなものだ」

