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「チームとして非常に規律が取れている。でも…」W杯開催地・米メディアが報じた日本代表に「足りなかったもの」…ブラジルとの“決定的な差”とは? 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2026/07/02 06:01

「チームとして非常に規律が取れている。でも…」W杯開催地・米メディアが報じた日本代表に「足りなかったもの」…ブラジルとの“決定的な差”とは?<Number Web> photograph by Getty Images

決勝トーナメント初戦で日本と戦ったブラジルのエースであるビニシオス・ジュニオール

 つまり、彼が評価したのは試合内容ではなく、「苦境を受け入れ、それを乗り越えたこと」だった。この視点は、『ロイター通信』の分析記事とも重なる。ロイター通信は、この試合を「アンチェロッティ劇場」と表現し、「ブラジルはレアル・マドリーのように生き残った」と評した。

 アンチェロッティが率いたレアル・マドリーは、2021-2022シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティを相手に何度も逆転劇を演じた。

 決して完ぺきなチームではない。それでも、「物語はまだ終わっていない」と信じ続ける力があった。ロイター通信は、その勝者のメンタリティが、この日のブラジルにも色濃く表れていたと分析している。

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 その「最後の差」を、FOX Sportsの試合後番組は別の角度から言い表した。元デンマーク代表GKカスパー・シュマイケル氏は、「ブラジルには決勝トーナメントを勝ち上がってきた歴史と経験がある。その経験の差が最後まで戦い抜く力として表れた」と指摘する。

あるレジェンドの日本評「規律は取れている。でも…」

 そして最も印象的だったのが、元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ氏の言葉だった。

 チアゴ氏は、日本の規律や組織力を高く評価した上で、「チームとしては非常に規律が取れている。でも、一人ひとりの選手として見ると、もっと競争心を持ってほしい。『自分はもっとできる』『この試合は自分が勝たせる』『苦しむだけでは終わりたくない』という気持ちです」

【次ページ】 日本に必要な「ポジティブな傲慢さ」とは?

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