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日本には小椋藍がいる! 遂にMotoGP初優勝を果たした25歳の進化のポイントと、ライバルに脅威を与えるレース終盤の「特別な才能」とは?
posted2026/06/29 17:45
いつもはクールな小椋が表彰台ではさすがに歓喜の表情を見せた
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遠藤智Satoshi Endo
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MotoGP.com
6月28日に行われた第10戦オランダGPで、小椋藍がMotoGPクラスでの初優勝を果たした。最高峰クラスに参戦して28戦目。日本人選手としては、2004年の日本GPで玉田誠が優勝して以来22年、7952日ぶりの快挙だった。
26周のレース。フロントロー2番手からスタートした藍は、序盤に一時6番手までポジションを落とす。その後、3番手まで追い上げたときにライドハイトデバイス(車高調整装置)の誤操作で再び遅れるも、20周目にトップに浮上し、その後は後続を引き離す強いレース運びでチェッカーフラッグを受けた。
ウイニングランを終え、パルクフェルメでインタビューを受けた藍はこうコメントした。
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「ただただ信じられない気持ちです。あまり多くを語る必要はないと思っています、というか、語るべき言葉が見つからないくらい。ただ勝てたことが、僕を支えてくれた人たちにとって本当に、本当に嬉しいことであり、皆さんに感謝しています。これ以上はないです」
そこでインタビュアーに「日本語でも少し話をさせてください」と告げ、
「日本の皆さん、応援本当にありがとうございました。次戦も、次戦以降もですね、精一杯頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
と、日本語で多くの関係者やファンに向けて感謝の言葉を述べつつ、自分に言い聞かせるように次戦以降の健闘を誓った。
初優勝を手繰り寄せた進化
今季の藍の進化のポイントは、「一発(予選)の走り」と「レース終盤のペース」にある。
第5戦フランスGPでMotoGPクラス初の3位表彰台に立ち、第9戦チェコGPでは初めてPP(ポールポジション)を獲得してスプリントと決勝はいずれも2位。さらに、オランダGP予選でもわずか0.011秒差の2位と、2戦連続フロントローを獲得し、「一発の走り」の進化を結果で証明してみせた。
序盤にポジションを落としがちなのは最大の課題として残っているが、タイヤが消耗してくるレース終盤になってもペースが落ちない藍は、ライバルたちにとって脅威以外のなにものでもない。2戦連続でレース中のファステストラップをマークする走りは、強豪ぞろいの最高峰クラスでも特別な才能として認められているのだ。


