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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
上田綺世のゴールには「“欲”がにじみ出ていた」ストライカーの性を元FWがズバリ指摘…「ジョーカーで満足なんてしていない」選手とは?
text by

杉園昌之Masayuki Sugizono
photograph byKaoru Watanabe/JMPA
posted2026/06/24 12:05
上田のW杯初ゴールに、同じストライカーとして鄭大世氏は「欲」と「安堵感」を感じたという
「中盤で冨安からくさびのパスを受け、そこでフリックして、止まらずにゴール前まで走り切ったのがポイント。ゴールは運もあったと思います。相手と被っていたし、ボールも見えていなかったはずです。それでも、あそこに走り込んでいるのが、点を取れる選手」
シャドーのポジションでは、持ち味がより生きた。ドイツのフランクフルト時代にトップ下でプレーしていた頃を彷彿とさせたという。久保建英の負傷離脱により、攻撃力の低下が心配されたものの、欠場の影響を感じさせなかった。早い時間帯で先制点が入ったことで、局面でミスを恐れずに判断できるようになっていた。
「実際、思い切ったプレーが多くなったと思います。前半10分、大胆にシュートを打った『上田の1ミリ』もそう。前回大会の『三笘の1ミリ』で感覚が慣れたこともあり、ノーゴールかなと思いましたが、一瞬、ゴールラインを割ったようにも見えました。試合当日、ゲスト出演した越谷のパブリックビューイングでもかなり盛り上がっていましたよ」
上田の“ゴール欲”がにじみ出ていた
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2点目が生まれたのは、その21分後。板倉滉からの縦パスを受けた上田は、右斜め45度付近から躊躇なく右足を振る。後ろからフリーの伊東純也がオーバーラップを仕掛けていたが、パスを出す素振りはまったく見せなかった。ストライカーの気持ちを代弁する。
「第1戦で点を取っていなかったし、絶対にこの試合で決めてやる、と思っていたはずです。オランダ戦で小川航基(得点記録は鎌田)が決めていましたし。焦りもあったと思いますね。ゴールを取りたい“欲”がにじみ出ていた。100%の力で足を振っているように見えました。スコアが0-0であれば、あの場面ではなかなか打てない。結果的に股を抜いていますけど、普通ならブロックされるパターンですよ」
上田にとって、ワールドカップでは初ゴール。前回のカタール大会では無得点に終わり、悔しい思いもしている。7年分の思いもあったのかもしれない。得点後の表情は印象的だった。

