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上田綺世のゴールには「“欲”がにじみ出ていた」ストライカーの性を元FWがズバリ指摘…「ジョーカーで満足なんてしていない」選手とは?

posted2026/06/24 12:05

 
上田綺世のゴールには「“欲”がにじみ出ていた」ストライカーの性を元FWがズバリ指摘…「ジョーカーで満足なんてしていない」選手とは?<Number Web> photograph by Kaoru Watanabe/JMPA

上田のW杯初ゴールに、同じストライカーとして鄭大世氏は「欲」と「安堵感」を感じたという

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杉園昌之

杉園昌之Masayuki Sugizono

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Kaoru Watanabe/JMPA

北朝鮮代表として2010年南アフリカW杯でもプレーした鄭大世は、2026年北中米W杯を戦う日本代表の試合をどのように見たのか——。Jリーグ、ドイツのブンデスリーガなどで長く活躍してきたストライカーならではの視点で、第2戦のチュニジア戦について語る。〈全2回の1回目/つづきを読む

 日本代表のワールドカップ史に残る圧勝だった。8大会連続で出場している本大会では、1試合歴代最多となる4ゴールをマーク。なぜ、ここまでの大量得点を挙げることができたのか。

 日本が、世界の大舞台でこれほど快勝したことはない。前回大会では同じ第2戦でコスタリカに0-1で敗れるなど、下馬評どおりに勝つ難しさは言わずもがなだ。鄭大世は「ひと昔前に比べると大きく成長した」としみじみ話しつつも、思っていることははっきり言う。

前提として、チュニジアは弱かった

「前提として、一番大きかったのはチュニジアが弱かったこと。とくに攻撃から守備への切り替えが遅かった。日本の攻撃になると、すぐに1対1の状況をつくれていましたから」

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 対戦時のFIFAランクは日本の18位と比べると、45位と格下だったのも事実。開始早々にゴールショーの口火は切られる。GK鈴木彩艶のビルドアップから始まり、冨安健洋、鎌田大地、上田綺世、田中碧とポンポンとパスがつながった。決定的な仕事をこなしたのは、鄭大世が今大会のキーマンに挙げる中村敬斗である。

「サイドをえぐって、折り返すのは効くんですよ。しかも、前半4分。流れなんて関係ない。チュニジアが勢いを持って来ているときに左サイドを個で打開し、ゴールを演出したのは大きかった。オランダ戦の活躍を含め、新たなスターが誕生したと言ってもいいんじゃないですか」

 もちろん、中央に走り込んだ鎌田の動きも評価している。第1戦はボランチでの出場だったが、2戦目は左シャドーの位置で先発。先制点を挙げたヒールショットよりも、その前の動きに目を奪われた。

【次ページ】 上田の“ゴール欲”がにじみ出ていた

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