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チュニジア戦で圧巻の2ゴールも…上田綺世はなぜ“喜びすぎない”のか?「4年前の悔しさ」を胸に…試合後の“冷静さ”から読み解くストライカーの本質 

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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photograph byRyosuke Menju/JMPA

posted2026/06/22 17:05

チュニジア戦で圧巻の2ゴールも…上田綺世はなぜ“喜びすぎない”のか?「4年前の悔しさ」を胸に…試合後の“冷静さ”から読み解くストライカーの本質<Number Web> photograph by Ryosuke Menju/JMPA

チュニジア戦で2ゴール、1アシストの活躍を見せた上田綺世。文句なしのMOMに選出された

「自分の今シーズンはいい結果だったと、周りやメディアの方に言われたとしても、自分が4年前に感じた悔しさは同じ場所でしか拭えない。それは前回の試合もそうだし、チームを勝たせられていないことに少し悔しさもありつつ、この試合では少しでも貢献できたら、という思いでした」

「少しは仕事ができた…」謙虚に語った“FWの本質”

 2対0のまま推移した69分には、チームの3点目を生み出す。田中碧の縦パスをフリックし、伊東のゴールをアシストしたのだった。自らに食いついてきた相手CBをあざ笑うかのようなワンタッチプレーだった。

「前半から碧が運んできた時に、相手のフォーメーション上でスペースが空くというのは分かっていて、それをチームとして使うという話もあった。ワンタッチでというすり合わせもあったので、それが生きたのかなと」

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 83分にはダメ押しの4点目をゲットする。佐野海舟が右ポケットへ侵入し、柔らかなクロスを入れる。バックステップを踏みながらヘディングすると、GKとゴールカバーに入ったふたりのDFの頭上を破る。勝利を決定づけた。

「一瞬ちょっと、(クロスに)届かないかなと思ったんですけど、ジャンプのタイミングとうまく嚙み合いました」

 この試合はワールドカップの通算1000試合目だった。メモリアルな1戦で、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

 上田は、「あ、そこはあんまり考えてなかったです」と、苦笑いをこぼした。

 日本代表にとっては、ワールドカップ通算27試合目だった。そして、上田は初めて1試合2得点を記録した日本人選手となった。

「いや、それも考えてなかったんですけど」と、ここでも断りを入れた。ストライカーに求められる数字について、自分なりの考えを伝える。

「チームに必要なだけ点を取ることを求められる。それがFWの本質だと。今日の試合でチームの状況が良くなったり、勝利につながったのだったら、少しは仕事ができたんじゃないかと思います」

【次ページ】 なぜ活躍後も冷静なのか? キーワードは「再現性」

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