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最強代理人が見たW杯BACK NUMBER
「じつは3人だけの“極秘”沖縄合宿をやっていた」小川航基、菅原由勢、瀬古歩夢…“5人の日本代表を担当する”敏腕代理人が明かす「オランダ戦同点ゴールは偶然ではない」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAFLO
posted2026/06/20 17:01
オランダ戦、劇的な鎌田大地のゴールをアシストした小川航基
「ファンダイク、うるさい。主審と話させてはいけない。誰か間に入れ」
ちょうどフェリックスがつぶやいたとき、日本がゴールキックの準備をしていて、ファンダイクは自陣に戻りながらアメリカ出身のイスマイル・エルファス主審に近づいて細かいジェスチャーを付けて話しかけていました。主審を取り込むアクションに見えたため、フェリックスは怒ったのです。
それから意識してファンダイクを見たところ、確かにことあるごとに主審とコミュニケーションを取っていました。前半で5回は主審に話しかけていました。あとで動画の切り抜きで知ったのですが、ファンダイクは入場前の通路で主審にフレンドリーに接し、主審から「何かわからないことがあったらいつでも質問してくれ」と声をかけられていました。すでにそこから勝負は始まっていたのです。
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こういうコミュニケーションが功を奏したのかわかりませんが、主審は立ち上がりからオランダ寄りの笛を吹いていました。まさにそれが出たのが、日本の1失点目でしょう。後半5分、クロスがあがった瞬間にファンダイクが渡辺剛選手を手で押したのですが、主審は笛を吹かず、ファンダイクのヘディングによってオランダの先制弾が生まれました。
僕とフェリックスの目にはファールに見えました。そしてピッチに向かって「ファール!!」と二人で叫んでいました。紙一重の判定だったと思います。
勝敗の命運は細部に宿ります。日本が勝ち上がっていくうえで、主審を味方につけることは重要な要素のひとつでしょう。一つ一つのアクションから試合の主導権を握っていかないといけないのです。
「大きなショックを受けた」久保選手のケガ
後半30分の3人同時交代は、僕にとっていろいろな感情が湧き上がってきた瞬間でした。
直前に久保選手が足を痛め、自らバツのサインを送ったときに、全身に電流が流れたような衝撃が走りました。どんな試合でも常に願っているのは、選手たちがピッチで高いパフォーマンスを発揮すること。ただ、それ以上に怪我なく試合を終えることです。久保選手は日本の1点目をアシストし、個人で違いをもたらしていました。今年の始めに怪我をして、そこから全てを捧げてリハビリしてきたことも見てきたので大きなショックを受けました。
このタイミングで森保一監督が3人の交代を決断し、冨安健洋選手、小川選手、菅原選手がピッチに入りました。小川選手と菅原選手は「スポーツ360」の契約選手です。
久保選手の無事を祈りながら、まずは試合に集中しなくければいけないと思い、菅原選手の個人分析官のフェリックスとともに、彼らのプレーを注視しました。
“3人だけ”独自の沖縄合宿
実はフェリックスは小川選手とも接点があります。


