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“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
小川航基「W杯まじ楽しいです」“何度もケンカした恩師”が涙した理由...オランダ戦“幻のゴール”後に届いたメッセージ「次は必ず点獲ります」
posted2026/06/19 11:09
オランダ戦の得点は鎌田大地(左)のゴールとなったが、小川は恩師にチュニジア戦での活躍を約束した
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安藤隆人Takahito Ando
photograph by
AP/AFLO
北中米W杯グループステージ初戦。オランダを相手に価値ある「勝ち点1」をもぎ取ったのは、小川航基(28歳)の“頭”だった。限られた時間の中で結果を残した勝負強さは、どこからくるのか。高校時代の恩師と繰り広げた、ケンカの記録――。〈NumberWeb全2回の後編〉
2015年8月のインターハイ。超高校級ストライカーと謳われた小川航基を擁する桐光学園は優勝候補に挙げられていたが、まさかの初戦敗退を喫した。
「ダラけているわけじゃないですよ!」「俺も勝ちたかったし、めちゃくちゃ悔しいんですよ!」
試合後、控室用テントから小川の怒号が響き渡った。鈴木勝大監督に対し、発したものだった。
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「当時の勝さん(鈴木監督)は物凄く怖い存在でした。でも、初戦敗退をしてしまった直後だったので、勝さんの『キャプテンならこういう時こそキビキビと行動しろ』という言葉がどうしてもすぐに受け入れられなくて……。あのインターハイは、自分の今後の人生を懸けた大会でもあったので、ガーっと感情が込み上げてしまったんです」
取材対応に時間をかけてしまった小川は、自分の荷物をまとめたあと、さらにチームメイトの忘れ物がないかを確認していた。キャプテンとしての役割を果たしたつもりだったが、監督の認識とはズレがあった。「ダラダラするな」と一喝されたことで、悔しさも相まって感情が爆発してしまった。テントから一番最後に出てきた小川の目には涙が浮かんでいた。
シチュエーションを考えると、小川の気持ちは理解できる。ただ、事情はどうであれ、一人の高校生があそこまで監督に対して強い口調で話す場面に遭遇したのは初めてだった。

