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核心にシュートを!BACK NUMBER
日本代表vsオランダ先発予想「サボらない力は世界一では」堂安律も上田綺世も“緊急招集”町野修斗も…今こそカタールW杯「遠藤航の10秒」を再び
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/06/14 17:21
遠藤航が緊急離脱した中で、日本代表はオランダ戦でどのような戦いぶりを見せてくれるか
「意識して起こしたアクションではないと思うんです。日本のために最後まで体を張った後に、自然と出たものだと思う。あれこそ、本当に『隙がなかった』。そういうものを“最後の最後まで”出せるチームが強いと思います」
《隙がなかった》
そんな鈴木の言葉が刺さる。損得勘定も、計算も、見栄もない。ただ、体を張った。その純粋さが、チームを動かした。
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では、町野に触発されて大声をあげた田中碧は、どう考えているのか。世界最高峰のプレミアリーグで戦う経験を交えながら、こう語った。
「やはり、相手からしたら嫌じゃないですか。点を取れるチャンスで守られたり……。それに、そういう部分が評価される時代でもあるじゃないですか。球際で守るとか、1対1でクロスを上げさせないでブロックするとか。だから……ゴールと同じくらいの価値があるというか、とても重要なプレーだと思います」
守備のプレーをゴールと同等の価値で讃える。欧州のトップリーグではすでに当たり前になっている文化を、日本代表は体現しようとしている。
攻撃では久保、守備ではそれぞれが力を
この1年の経験を経て、W杯でも普段通りのパフォーマンスを出すことにフォーカスしようとする領域に上り詰めた田中は、大舞台での感情表現は意味を持つと考えている。
「W杯は独特な雰囲気だし、自分たちがホームとかアウェイとかではないと思う。その中で(観衆が)自分たちに勝って欲しいと感じてもらうかで、雰囲気が変わる。攻撃的なプレーはもちろん、守備でも変えられれば、大きな武器になる。守る時間が長くなったときに、そこで違いを出したり、チームの雰囲気を変える。短期決戦である以上必要かなと思います」
ここに、一つの絵が浮かぶ。
前編で書いた、右シャドーでの先発が濃厚な久保建英が攻撃の圧力でスタジアムを揺らす。守備では、町野のような体を張ったプレーと、田中や堂安のスプリントバックが、ピッチにいる全員を鼓舞する。そして、鈴木彩艶が最後尾から声で組織を束ねる。それが今の日本が描く一つの理想形である。
町野でよかったなと思ってもらえるように
では――。
イングランド戦の場面について、当の町野はどう考えているのか。

