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「5月の防御率0.00」DeNA坂本裕哉が“矛盾”を克服しブルペンの柱になるまで…仲間と家族の支えとは「(森原康平と)また、一緒にやりたいんで…」
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石塚隆Takashi Ishizuka
photograph bySankei Shimbun
posted2026/06/15 11:00
今季、目立たぬながらもあらゆる場面でブルペンを支えている坂本。好調の要因を語った
「藤岡コーチはすごく穏やかな方なのですが、試合中はセンサーを巡らせて、一歩先を見て、適切な声掛けをしてくれるので、非常にありがたい存在です。また最近まで現役だったこともあり、選手目線に近くて、ゲームに入っていきやすい環境づくりをしてくれています」
そしてブルペンの中心は、言うまでもなく山﨑康晃である。ここ数年の苦しい状況を経て、今季は守護神として復活し、250セーブに手を掛けている。坂本は感服した様子で「ブルペンではヤス(山﨑)さんが、ドンと構えていてくれて、いい空気作りを引き続きやってくれています」と、教えてくれた。
「とにかく、すごい人。よく2人で話をさせてもらうのですが、しばらく登板が空いていた時期、絶対にタイミングが来るから歯を食いしばって頑張ろう、と言ってくれて気持ちが収まることもありました。ヤスさんもいろいろな人を見て、察知して、適切に対処して、それでいてあそこまで自分を高めているんですから尋常じゃないですよ」
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リスペクトを込め坂本は語ると、いい表情を見せながらつづけた。
「だからこそ負けたくないという思いも強くあります。ただ本当、ヤスさんと同じ時期にブルペンに入って野球ができるのは本当に幸せなことだと思いますね」
“師匠”森原への思い
そしてもうひとり、坂本のブルペン生活において欠かせない人物が、ともに自主トレをし“師匠”と慕う森原康平だ。今年4月に右肘の手術をして今季の復帰は望めないが、森原はシーズンへと向かう坂本や中川虎大といった『チーム森原』の後輩たちに気を遣い、手術をすることを知らせていなかったという。
「森原さんからは手術後に、一番応援しているし、活躍を楽しみにしているから頑張れ、という言葉を頂きました。僕からは『弟子一同、頑張ります!』と返しておきました。本当、虎大とかもすごいところで投げていますし、負けてられないですよ」
そう坂本は言い、一瞬黙ると、しみじみとした様子でつぶやいた。


