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「5月の防御率0.00」DeNA坂本裕哉が“矛盾”を克服しブルペンの柱になるまで…仲間と家族の支えとは「(森原康平と)また、一緒にやりたいんで…」
text by

石塚隆Takashi Ishizuka
photograph bySankei Shimbun
posted2026/06/15 11:00
今季、目立たぬながらもあらゆる場面でブルペンを支えている坂本。好調の要因を語った
「シュートに関しては、横幅も出ているので打者からしたらかなり食い込んできていると思いますし、また小杉(陽太)コーチから精度がいいので左右関係なくどんどん投げて行こうと言われているカットは、ずらすイメージで結構空振りが取れているので、いい相乗効果が生まれていると思いますね」
対左打者への種明かしをしてくれた坂本だが、これもいずれは相手に研究されてしまうと警戒心を解かない。シュートやカット以外にも代名詞になりつつあるスプリットチェンジや、大きく曲がるスライダーなどを駆使して、上下・緩急を使いながらピッチングの精度を上げていくつもりだ。
そしてもちろん投手としての根幹であるストレートも追求していく。坂本は、球速のアベレージと質をさらに上げていきたいと考えている。
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「ベイスターズはパワーで押し込める中継ぎピッチャーが多いですし、やっぱりそういうボールを投げられないと、勝ちパターンや終盤に信頼して送り出してもらえない。だから真っすぐの速さ、強さにはこだわっていきたいですね」
現在のピッチング構成に加え、高めのストレートで空振りが取れるようになれば信頼度は間違いなく上がる。坂本は「しっかり全部使えるようにしたいですね」と語気を強めた。
現在のブルペンの空気は?
振り返れば坂本もプロ7年目になる。苦しんだ先発時代から中継ぎへ転身し、ブルペンで過ごす時間も長くなってきた。今年7月で29歳になる左腕は、年代的にも上の方になってきたわけだが、現在のブルペンの風景をどのような思いで見ているのか。
「明るいですし、アットホームな雰囲気は作れていると思います。かといって、ふわふわしているわけでもなく、誰もが自分の出番に向けてやるべき準備をする、すごくいいブルペンだと思いますね。だから僕が気を遣わなければいけないといった状況ではないですし、自分で考えることのできるメンバーが揃っているので、僕は自分のことに集中させてもらっています」
また今季からは新たに藤岡好明一軍投手戦術・育成コーチがブルペンを任されている。坂本はルーキー時代に現役の藤岡コーチと接してきているが、その人望の厚さで広く知られている人物だ。

