サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER

遠藤航離脱で緊急招集の町野修斗が「シカゴで足止め1泊」W杯日本代表にも影響“アメリカの飛行機遅延しすぎ問題”…記者は成田→モンテレイに約30時間 

text by

佐藤景

佐藤景Kei Sato

PROFILE

photograph byJIJI PRESS

posted2026/06/14 11:01

遠藤航離脱で緊急招集の町野修斗が「シカゴで足止め1泊」W杯日本代表にも影響“アメリカの飛行機遅延しすぎ問題”…記者は成田→モンテレイに約30時間<Number Web> photograph by JIJI PRESS

チャーター機でダラスに到着した日本代表だが、町野修斗の合流は遅れた

 遠藤航の離脱に伴い追加招集された町野修斗は、11日夕方にナッシュビル入りする予定だった。しかし、経由地シカゴからの便が欠航。急遽ダラス行きに切り替えたものの、その代替便までもが欠航となり、シカゴでの足止め(1泊)を余儀なくされた。急な事態にホテルの確保すら難儀したと聞く。

 さらにである。日本代表チームも、12日にナッシュビルでの午前練習を終えた後、16時にチャーター機でダラスへ移動する予定だった。ところが、一度乗り込んだバスの中で「天候不良による遅延」の報を受け、急遽ナッシュビルSCのクラブハウスに引き返す事態となる。最終的には1時間遅れで離陸し、事なきを得たようだが、スケジュール変更のストレスは計り知れない。

 ナッシュビルに同行していたJFAの宮本恒靖会長は、「こればかりは仕方ないですね」と苦笑いを浮かべていた。だが、テキサス周辺のストーム(嵐)によって連日のようにダイヤが麻痺している現状を鑑みれば、大会本番でも同様のトラブルが頻発することは火を見るより明らかだ。

ADVERTISEMENT

 ちなみに筆者自身は、12日の便が欠航になった際、通信社記者の迅速なアドバイスに従って空港でキャンセル待ち(スタンバイ)に並び、なんとかその日のうちにダラスへたどり着くことができた。

空路以外でも災難・理不尽だらけ

 もっとも、災難は空の上だけでは終わらない。

 ようやく着いた空港から宿泊先に向かうタクシーに乗れば、運転手が思いきり道を間違える。さらに有料道路のゲートではドライバーのクレジットカードが一切反応せず、おまけに現金も使えない状況に陥るなど、地上でも見事なまでに「アメリカの洗礼」のフルコースを味わうハメになった。

 空を仰げばストームに阻まれ、大地に降り立てば不運な出会いに惑わされる。これほどタフで、理不尽で、それゆえに予測不能なエキサイティングさに満ちたワールドカップが、かつてあっただろうか。

 百戦錬磨の日本代表チームは、きっとこの過酷さすらも「想定内」として涼しい顔で呑み込み、ピッチで躍動してくれるはず…そう願いたい。そうであるなら、彼らを追う我々もまた、トラブルさえも旅のスパイスに変えるタフネスを備えなければならない。ピッチの外に広がる「見えざる敵」との戦いも含めて、この壮大な祭典を愛する覚悟が、今、試されている。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

#1から読む
W杯で飛行機トラブル連発「現地観戦組も心構えを…」ダラス経由モンテレイのはずが「知らないテキサスの地方空港着」記者が味わった悪夢の顛末
チェックを入れてボタンを押すだけ
Google検索
Number Webを見つけやすくする

関連記事

BACK 1 2 3
#遠藤航
#町野修斗
#宮本恒靖
#北中米W杯
#ワールドカップ

サッカー日本代表の前後の記事

ページトップ