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遠藤航離脱で緊急招集の町野修斗が「シカゴで足止め1泊」W杯日本代表にも影響“アメリカの飛行機遅延しすぎ問題”…記者は成田→モンテレイに約30時間

posted2026/06/14 11:01

 
遠藤航離脱で緊急招集の町野修斗が「シカゴで足止め1泊」W杯日本代表にも影響“アメリカの飛行機遅延しすぎ問題”…記者は成田→モンテレイに約30時間<Number Web> photograph by JIJI PRESS

チャーター機でダラスに到着した日本代表だが、町野修斗の合流は遅れた

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佐藤景

佐藤景Kei Sato

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北中米W杯は広大な3カ国開催ゆえ、会場への移動手段が飛行機となる。しかし現実は想像以上のハードモードで、メディアはもちろんサッカー日本代表にも影響が出たようだ。現場で四苦八苦する取材記者がレポートする。〈全2回〉

見知らぬ地方空港で一晩を

 サッカー日本代表の事前合宿地であるモンテレイ入りするため、成田空港→ロサンゼルス→ダラス経由での空路を選択した。しかし第1回で触れた通り――ダラス着予定のはずだったアメリカン航空AA1230便が天候不良により、テキサス州のアビリーン地域空港に降り立ってしまった。

 思い返せば昨年9月のアメリカ遠征時もそうだった。

 コロンバスでの試合翌日、ロサンゼルス経由で帰国するルートを選び、ついでにドジャースの試合を観戦しようと目論んだ時のこと。機材トラブルによって機内に2時間近く閉じ込められた挙句、突然の欠航を突きつけられた。あの時は別便への執念の振り替えで、国歌斉唱中のスタジアムへ滑り込みセーフとなったが、アメリカ国内線の洗礼は、あの時だけで十分だったはずだ。

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 だからこそ今回は、万全を期して「練習開始の前日」に現地入りする旅程を組んだ。にもかかわらず、またしても、である。

 結局、空港の滑走路上で1時間以上待機させられた後、無情にも翌朝6時までの「出発遅延」が決定した。見知らぬ地方空港で一晩を過ごすことが確定したのだった。

 タラップを降りると、そこは映画のセットのように小さな空港で、停まっている飛行機は自分たちが乗ってきた1機のみ。周辺にホテルはなく、空港内に1軒しかないショップも閉まっている。航空会社のカウンターにスタッフの姿はなく、拙い英語での交渉も現地のグランドスタッフを前に遅々として進まない。モンテレイ行きのフライト時刻だけが刻々と迫る。

 Wi-Fi環境もおぼつかないロビーで、必死に航空会社のチャットサポートに接続し、翻訳アプリを駆使して「モンテレイへの乗り継ぎはどうなるのか」と掛け合った。戻ってきたのは「予約センターに電話してください」という、機械的で無情な回答だけだった。

「航空会社からの宿泊補償はない」非情の宣告

 パニックに陥っているこちらを見かねたのだろう、空港スタッフが場内にアナウンスを流してくれた。「お客様の中に、日本語を話せる方はいらっしゃいませんか?」という呼びかけ。テレビのドラマで見る「お客様の中にお医者様は――」という緊迫したシーンさながら、まさか自分がその対象になるとは夢にも思わなかった。

 羞恥心と焦燥感に駆られていると、スタッフが一人の女性を連れてきてくれた。

【次ページ】 簡易ベッド、ピザ…結局到着まで30時間

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