核心にシュートを!BACK NUMBER
「こんなデータは見たことが」日本代表MFの体力をドイツ監督ベタボメ「英語学びたくて…お酒は飲まないですけど」「疲労は来なかったです」24歳の素顔
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byTadashi Hosoda
posted2026/06/21 06:02
W杯日本代表に合流前、インタビューに応じてくれた際の鈴木唯人
「まぁでも、それだけで全て準備するのは無理だったと思います(笑)。結局は、その環境に飛び込んでみないと。外から見ているのと、入ってみたときのギャップは、デンマークとドイツでは結構あった。だから、飛び込むしかないと思います」
W杯まで1年しかなくてもやり続けるしかない
準備はする。しかし、準備で全てが解決するとは考えない。だから、壁にぶつかっても想定内でいられる。失敗するたびに、その理由を見極めて、次へ生かす。この思考の積み重ねこそが、新天地への適応スピードを上げてきた。
フランスでは、半年間で3試合出場と、ほとんど試合に絡めなかった。デンマークでは、本領を発揮するまでに半年弱を要した。
ADVERTISEMENT
そして、フライブルクでは――。
「3カ月くらいですね。(8月後半に開幕し、12月に)前半戦が終わる頃には『次の半年は、バリバリ、やれるな』という感覚をつかめていました。今回は早かったですね。過去の経験があったから、シーズン序盤の試合に出られなかった難しい状況でも、とりあえず、やり続けるしかないと思えたので」
適応のペースを大きく上げようと強く意識していた理由はもちろん、移籍をしたのが北中米W杯を控えたシーズンだったからだ。
「W杯まで1年しかなかったから、そういう(適応にかかる)期間をいかに早く短くできるかがカギだなと思っていました」
そして、過去の2回の移籍の経験を活かし、目標としていたW杯のメンバー入りも果たした。
こんなデータ、見たことないぞ
では、この1年の成長をどこに感じているのか。
ピッチ上の鈴木を見ていて目を引くのが、相手を2度どころか、3度追いするような守備である。
「前から(ボールを持っている相手チームの選手を)追うことは、多分、以前からできました。ただ、それをやれている時と、やれていない時があった。今は何も考えなくても、ずっと追いかけられますね」
ただ、それ以上の手ごたえが別のところにある。

