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「くそっ…俺だってやれる」鈴木唯人は“久保建英らケガ続出”W杯日本代表を救えるか「あの時は辛抱でしか」ドイツ移籍1年目、刺さった堂安律の助言
posted2026/06/21 06:01
鈴木唯人は自身にとって初となるW杯出場で、救世主となれるか
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto
直前までケガをしていた選手は、W杯で活躍するんや
「今までやってきたスタジアムとは少し変わった雰囲気だったので、そういうのも含めてW杯だなと思いました。最後の10分間などは日本の応援がずっと会場に響いて、すごく良い雰囲気で」
初めてW杯に参加した鈴木唯人は北中米W杯に出番がなかったから、ピッチに立つため、心に青い炎をともしている。
今からおよそ1カ月前、鈴木は乾貴士からこんな言葉をかけられた。
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「直前までケガをしていた選手はだいたい、W杯で活躍するんや。オレはそうやったし、2014年のウッチーも。だから、頑張れよ!」
乾は清水エスパルス時代の先輩で、2人は父と息子のような関係にある。今回のW杯のメンバーに選ばれた際に乾がお祝いの食事会を開いてくれて、その席で背中を押された。
2018年のロシアW杯で2ゴールを決めて一躍ヒーローになった乾は直前までケガをしていた。日本が1勝もできなかった2014年のブラジルW杯で一人気を吐き、レベルの違いを見せつけていたのも、直前のケガで出場が危ぶまれていた内田篤人だった。
乾の言葉には一理ある。
W杯メンバー発表のおよそ2週間前に鎖骨を骨折した鈴木も、そうした例に当てはまるのかもしれない。
「ケガはしましたけど、ある意味、僕はそこから休めているので。コンディションもW杯に照準を置いてやっているので、良い状態に持っていけるんじゃないかなと思っています」
乾の言葉をスッと受け入れられたのは、フライブルクへ移籍してからの1年で大きく成長したからだ。気がつけばヨーロッパの5大リーグでプレーする選手でもっとも多くのゴールに絡んだ選手となっていた。9ゴール、7アシスト。ゴールとアシストを足したスコアポイントは16ポイントを数える。
ドイツ移籍直前、堂安律からのアドバイス
移籍初年度で苦しむ選手は多い。鈴木はむしろ、この1年間で大きく成長した。それは自他ともに認めるところだ。
何故、飛躍的な成長を遂げることができたのか——。

