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なぜ大谷翔平はサイ・ヤング賞“最有力候補”ではないのか? メジャーで無敵状態も…手強い“2人の怪物”の名前「最大の条件は投球回数よりも…」
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水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byGetty Images
posted2026/06/10 06:01
今季、投手として圧倒的な成績を見せているドジャース大谷翔平
ただし、昨季の受賞者であるパイレーツのポール・スキーンズは、防御率やイニング数など複数のスタッツが今のところ山本よりも下回っているにもかかわらず、今季も候補の一人に名前が挙がることが多い。これまでの実績などによる期待値の高さも、名前が挙がるか否かに影響している。
MVP獲得なら…サイ・ヤングは難しい?
では、大谷はどうだろう。
サイ・ヤング賞は、MVPや新人王などと同じように、全米野球記者協会に所属する記者の投票で決まる。ナ・リーグのサイ・ヤング賞なら、ナ・リーグの球団がある15都市から各2人の記者、計30人が投票権を持ち、投票用紙に1位から5位までの5投手の名前を記し、選出はポイント制だ。
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ほとんどの都市では誰が投票するかは毎年変わるため、今季のサイ・ヤング賞の投票者が誰になるかはわからないが、投票者個人の主観は当然、入ってくる。そんな中で「記者は、全体のバランスを考慮することも多い」という声も、米メディアからは聞こえてくる。
例えば、昨季、3年連続4度目のMVPに満票で選出された大谷は、今季もMVPの最有力候補といわれている。もし大谷がMVPを受賞するなら、サイ・ヤング賞は別の選手に、という「バランス」だ。大谷が投手でも圧倒的に優れているなら2部門同時受賞もあり得るが、突出した投手が他にもいる場合は、バランスを取る流れになるかもしれない。
このままいけば…MVPは最有力
大谷の4年連続5度目のMVPに関しては、投打でこのままの活躍を続ければ、選出はもはや疑いようがないとされている。ただし、投手に多く比重を置いているように見える今季の大谷には、懸念する意見も出ている。例えばWBC米国代表監督も務めたマーク・デローサ氏は、5月12日のMLBネットワークの番組で、こう主張していた。

