テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
膝や腕の懸念があっても…大谷翔平が「佐々木朗希の肩をポン」「少女にボールを」「囲み取材で変顔」“テレビに映らない素顔”を番記者は見た
posted2026/07/23 11:25
膝や腕の状態が報じられがちの大谷翔平だが、ドジャースの日々での“テレビに映らない”姿とは
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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Nicole Vasquez/Getty Images
大谷からボールをもらった少女は大喜び
7月6日のロッキーズ戦。13連戦最後の3連戦が始まった。試合開始まで約3時間。ドジャースのフリー打撃中に大谷翔平が三塁ベンチ裏からグラウンドに姿を現した。
3日のパドレス戦。投打同時出場した試合で右上腕二頭筋に違和感を訴え、途中交代した。4日は欠場し、前日に打者として復帰。この日は違和感を訴えて以降、初めて本格的なキャッチボールを行う日だった。
最初は近い距離から始まり、少しずつ間隔を広げていく。約30メートル。約40メートル。そして最後は約60メートル。一球ごとに腕の振りは強くなった。それでも右腕を気にするようなしぐさはない。投げ終えた後も表情は変わらなかった。
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「もう大丈夫そうだな」
そう感じた。投げ終えると、そのままクラブハウスへ戻ると思っていた。
ところが、大谷は外野席へ視線を向けた。ネット越しに待っていた少女と母親に気づくと、一度中堅後方まで戻り、ボールをスタンドへ投げ入れた。少女は飛び跳ねるように喜び、母親も何度も頭を下げる。ほんの数十秒。試合とは何の関係もない出来事だったが、その場にいた人たちの表情まで明るくなった。
その日の試合では、メジャー通算300号へあと1本と迫る逆転2ランを含む3安打4打点。今季初の延長戦となった11回にはラッシングがサヨナラ打を放ち、ドジャースは両リーグ最速で60勝へ到達した。
肩をポン…驚く朗希
翌7日も試合前に約60メートルのキャッチボールを行った。そして初回。エンゼルス時代の同僚マイケル・ロレンゼンの3球目を捉えた打球は、低いライナーのまま左中間席へ飛び込んだ。メジャー通算300本塁打。史上170人目の節目だった。

