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「妻が癌なのは事実だ」夫婦で病と戦うW杯オランダ監督クーマン…ファンダイクとデヨングを信頼の一方で「ヨシダは気のいい男」なぜ吉田麻也を絶賛するか
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アルトゥル・レナールArthur Renard
photograph byMaddie Meyer - FIFA/Getty Images
posted2026/06/10 06:05
オランダ代表監督クーマンは妻が闘病中という状況にある中で、W杯の指揮を執る
「前回ヨシダと会ったのは、ワシントンだったな。サウサンプトンにいた当時から、素晴らしいプロ意識の持ち主だった。チームにいてほしいタイプの選手。なかなか試合で先発できない時期にも、練習から全力でやってくれていた。あのメンタリティは最高だ。気のいい男で、一緒に仕事をする機会があったことを嬉しく思っている」
チームの“背骨”がもたらす安定性と懸念
――ファンダイク、デヨング、そして最前線のメンフィス・デパイ(コリンチャンス)が、現オランダ代表を貫く背骨と言えるでしょうか?
「中盤の強さは、常にチームにとって重要なポイントになる。そして、その背後と手前に位置するCBからストライカーまで、チームの中央を貫く線の強度が、安定性の鍵を握る。前回のEUROでは、中盤の中央にフレンキーを欠いていた。メンフィスも、完全なコンディションではなかった。彼らのような選手は、チームとしての最終的な結果にも影響が及ぶほど重要な存在だ。
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現在のチームに関しては、PSV(アイントホーフェン)のMFイェルディ・スハウテン(MF)と、トッテナムのFWシャビ・シモンズが大きな怪我を負い、長期欠場を余儀なくされてしまったことが残念でならない。だが、選手の怪我もサッカーには付き物で、その対処も監督としての仕事の1つということになる。それに、代表クラスの負傷離脱は、オランダに限らず、他のW杯出場国でも起きてしまっている。試合数が増える傾向による悪影響だ」
W杯優勝「有力候補」という立ち位置と国民性
――その2026年W杯、巷では優勝候補として複数のチーム名が挙げられていますが、ズバリ、ご自身が率いるオランダの位置付けは?
「フランスやスペインが、最右翼と言われるのは理解できる。アルゼンチンも、メッシがあれだけのコンディションを維持しているだけに……彼が自身2度目のW杯優勝を果たす可能性はあるだろう。チームとして、強靭なメンタルを備えてもいる。オランダは、ドイツと同じく、やはり最有力候補には含められないのかもしれない。だが、その背後に続く有力候補の一員ではあるはずだ。
現実的な見方をすれば、例えばフランスの攻撃陣で、ヨーロッパのトップレベルで活躍している選手の数はオランダを上回る。我々は、ヨーロッパ最高クラスが60名も揃っているような国ではない。それでも、強いチームになっていることは間違いないと信じている。その事実を、(2024-25シーズンの)ネーションズリーグ準々決勝で、スペインを相手に示してもいるはずだ。オランダを倒すことは、簡単ではないのだよ(ホームでは2-2、アウェイでも3-3と引き分けてPK戦でスペインに軍配が上がった)。
難しいのは、母国では攻撃的なサッカーで結果を出さなければ評価されないことにある。

