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プロ野球PRESSBACK NUMBER
中日・根尾昂26歳の“意外な素顔”「(根尾は)ずっと歌ってた」名古屋で焼肉も…勝野昌慶・梅津晃大らドラフト同期組が明かす“近くで見た”根尾論
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長尾隆広Takahiro Nagao
photograph bySankei Shimbun
posted2026/05/21 06:03
今年4月、プロ初勝利を挙げた中日・根尾昂。同僚・コーチが明かす、その素顔とは
同期会で…「(根尾は)ずっと歌ってた」
梅津は根尾と対照的にプロ1年目から頭角を現し、初登板から3戦3勝した。2022年に右肘のトミー・ジョン手術を行ったが見事に復活し、2024年には70イニングを投げた。昨年右肩を痛め再びメスを入れてリハビリを行っているが、またバンテリンのマウンドに立つことを目指し奮闘している。
こぼれ話だが、昨年末に2018年のドラフト会議で指名された同期の選手がドラゴンズに入団して以来、初めて集まってご飯を食べた。きっかけは昨季限りでチームスタッフを退団した垣越建伸を労う場だったが、梅津が発起人となり、根尾、勝野(昌慶)、石橋(康太)、垣越の5人が参集。名古屋で焼肉を食らい、野球の話がメインになったそうだが、同席した勝野によると「(根尾は)ずっと歌ってた」と陽気な一面も密告してくれた。
根尾は球場の空気を変える…
根尾は5月1日の広島戦(マツダ)で1回1失点し、同4日に出場選手登録を抹消された。一軍では9試合で1勝1敗、防御率5.00。現在は再び一軍のマウンドを目指しファームで結果を出している。
私がスポーツ紙でドラゴンズの番記者をしていた数年前、何度か「異様な雰囲気」に触れたことがある。大野雄大のノーヒットノーランのどよめきは今でも鳥肌ものだ。それに匹敵するのが投手転向直後だった2022年の根尾の登場時だ。決して大袈裟な表現ではなく、登場曲「モス」が流れ場内アナウンスで根尾の名前がコールされると球場の空気は一変し、球場が揺れた。登板場面はビハインドが多かったが、何度も「試合ひっくり返るかも」と逆転勝利が頭をよぎった。野球人・根尾昂には言葉では説明しがたい「支配力」がある。それは根尾にしかない、才能であり価値なのだろう。努力を続けた先に見える景色は栄光か絶望か。まだシーズンは2コーナー過ぎたあたり。圧倒的な成績で、君臨してほしい。


