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甲子園の風BACK NUMBER
“センバツ優勝”大阪桐蔭が府大会でまさかの敗戦…あの「岡田彰布の母校」が波乱の主役に?「中学では実績がない子がたくさん」でも王者撃破のウラ話
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沢井史Fumi Sawai
photograph byNanae Suzuki
posted2026/05/14 06:03
春季大阪府大会の準決勝でセンバツ王者の大阪桐蔭を破った関大北陽。阪神の監督としても活躍した岡田彰布氏もOBのひとりだ
大阪桐蔭との試合直後にも決勝と同じように関大北陽ナインはベンチ前で円陣を作っていた。その際、辻本監督は選手たちにこう告げていた。
「あの時は、まだ何も成し遂げていないよと(言いました)。大阪桐蔭に勝ったことはすごく評価はできますけれど(大阪桐蔭の投手陣の)1番手、2番手がベンチにいて、相手チームの監督さんも何も動いてこない中で、ただ勝たせてもらっただけ。もう、それだけの話なので。浮かれないようにと、そんな話はしました」
関大北陽高校。かつては北陽高校として春は8回、夏は6回の甲子園出場があり、70年センバツでは準優勝を果たした。23年に監督として阪神を38年ぶりの日本一に導き、現在は阪神球団のオーナー付顧問を務める岡田彰布氏の母校でもある。
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辻本監督が4番打者だった94年に春夏連続で甲子園に出場し、当時の5番打者だった嘉勢敏弘(オリックス)ら、NPBへ逸材も送り込んでいる。
“二強”には苦杯つづきも…なぜ壁を破れた?
今でも大阪の高校野球をけん引する強豪のひとつに数えられている。だが、近年は府内の高校野球をリードする大阪桐蔭や履正社からは遅れを取る大会が続いた。
ではなぜ今回、“古豪”関大北陽はセンバツ王者の大阪桐蔭を撃破し、強豪・履正社とも接戦を演じることができたのだろうか?
<次回へつづく>

