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日本人初のUFC王者へ…平良達郎26歳「井上尚弥選手の集中力に圧倒された」“総合格闘家”が大橋ジムに通いつめた理由「ボクシングの成長を見せられる」

posted2026/05/09 17:00

 
日本人初のUFC王者へ…平良達郎26歳「井上尚弥選手の集中力に圧倒された」“総合格闘家”が大橋ジムに通いつめた理由「ボクシングの成長を見せられる」<Number Web> photograph by Getty Images

『UFC 328』でフライ級タイトルマッチに挑む平良達郎(26歳)。日本人初の頂は目前に迫っている

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布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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 歴史に残る一戦となった5月2日の井上尚弥(大橋)vs.中谷潤人(M.T)の決戦直前、東京ドームの巨大スクリーンには、ボクサー以外でこの大一番に注目するファイターからのメッセージが映し出された。他競技とは一線を画することが多いボクシングでは、非常に珍しい演出だった。

 その中には、平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)の姿もあった。日本時間の5月10日、米国ニュージャージー州ニューアークで開催される『UFC 328』で、フライ級王者ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)に挑戦する26歳だ。

大橋ジムでボクシングを磨いた理由

 ボクシングファンにも世界のMMAの最高峰にあたるUFCで日本人ファイターとして初めてチャンピオンを目指す平良の存在は好意的に受け止められており、巨大スクリーンに彼のアップが映し出されると、声援は一際大きくなった。

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 大会パンフレットを開くと、見開き2ページで井上尚弥と平良を対等に扱う広告も掲載されていた。ボクシングの井上尚弥、MMAの平良達郎が揃い踏み、という感じか。まだチャンピオンになっていないとはいえ、それだけ期待をかけられている証左であるだけに、平良にとってこれほどの名誉はあるまい。

 プロモーション映像や広告だけではない。平良は実際に井上尚弥とも“接点”がある。過去に活動の拠点である沖縄から横浜へと飛び、大橋ジムで2度もキャンプを張っているというのだ。

「井上尚弥さんが所属している大橋ジムさんで練習させてもらいました。直接一緒に練習させてもらったことはないですが、スパーリングを見させてもらったことはあります。井上選手の練習にかける思いや集中力に圧倒されて、こういったトップファイターから見習うことは多いと思いました」

 直近では、今年1月中旬から2週間ほど大橋ジムに毎日通いつめたという。トレーナーは井上浩樹。井上尚弥の従兄弟で、ボクサーとしてはWBOアジアパシフィック・日本スーパーライト級王者のタイトルを獲得。“チーム井上”でも対戦相手の分析などを担っている。

「浩樹さんに毎日練習を見てもらって、ジャブの技術がすごく伸びたなと思っています。今回の試合でも、ボクシングの部分での成長を見せられるかなと」

【次ページ】 MMAで求められる「ボクシングのうまさ」とは?

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