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中谷潤人は惜敗も「再戦の余地が残った」敏腕イギリス人記者が見た“The Day”リアル評…井上尚弥には「ナカタニの負傷によって『もしも…』を残した」

posted2026/05/05 17:02

 
中谷潤人は惜敗も「再戦の余地が残った」敏腕イギリス人記者が見た“The Day”リアル評…井上尚弥には「ナカタニの負傷によって『もしも…』を残した」<Number Web> photograph by Hiroaki Finito Yamaguchi

井上尚弥戦の終盤でバッティングによる負傷を負った中谷潤人。結果的に英国人記者は「“もしも…”が残った」と評した

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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Hiroaki Finito Yamaguchi

 井上尚弥vs中谷潤人は12ラウンドの死闘の末、3-0で井上が判定勝ちを収めた。世界も注目した一戦を、敏腕イギリス人記者はどう見たのだろうか。世紀の一戦のリアル評は?《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 井上尚弥と中谷潤人という日本人ボクサー同士の世紀の一戦。老舗スポーツメディア『スポーティングニュース』イギリス版でコンテンツプロデューサーを務めるドム・ファレル氏は、この一戦をこう総括した。

「前半、イノウエはパンチの選択と距離の支配で際立った強さを見せましたが、9ラウンドから10ラウンドにかけてはやや失速したようにも映りました」

変わった流れを引き戻した「11ラウンド」

 苦しむ“モンスター”がそんな流れを一気に引き戻したのが、11ラウンドだ。

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「11ラウンドの井上の反応は、文句なしにアンディスピューテッド(※「議論の余地がない」「文句なしの」という意味の英単語で、主にボクシングで全団体統一王者を指す言葉)級の偉大さでした」

 崩れかけて、戻す。この修正力こそが、この試合の核心である。

 井上は試合後、「8~10ラウンドあたりはちょっと捨ててもいいのかなと思っていた」と語っていた。しかし実際には、完全には捨てきれなかった。それほど中谷の圧力は強力であり、試合は設計通りには収まらなかった。

 そして、この試合が簡単に終わらなかった理由は、敗者の側にもある。

 ファレル氏は中谷にも讃辞を述べる。

【次ページ】 井上と中谷には「再戦の余地が残る」

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