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「最後の整列に大谷翔平、山本由伸の姿はなかった」頭を下げた近藤健介…失意のWBC、現地記者が見た敗北の瞬間「申し訳ない気持ち」鈴木誠也の目は赤かった―2026上半期読まれた記事
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佐藤春佳Haruka Sato
photograph byNanae Suzuki
posted2026/05/22 17:00
最後のバッターになった大谷翔平。フライを打ち上げた瞬間の表情
「本当に悔しい、の一言です。惜しいゲーム、勝てる要素の多いゲームだったと思うので」
球場入りの時と同じ、デニム地のセットアップスタイル。この日の試合では、エース山本の立ち上がりの失点をすぐさま取り返す、先頭打者ホームランを放った。1点ビハインドの3回には申告敬遠で出塁し、負傷交代した鈴木誠也に代わって途中出場した森下翔太の逆転3ランでホームを踏んだ。
ベネズエラの強打者たちの前に、終盤に再び逆転を許しそのまま押し切られたが、若い選手たちの可能性を感じた1試合にもなった。
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「若い選手も多いので次のチャンスっていうのは必ずあるんじゃないかなとは思いますし、そこに向けてまたみんなで頑張りたいなというか……。また会おうね、とみんなで話したので、みんながひと回りもふた回りも大きくなって、また戻ってくるんじゃないかな、と思います」
「申し訳ない…」鈴木誠也の目は赤かった
大谷と同い年で、念願叶って代表で共に戦うことができた鈴木誠也は、1回の走塁でヘッドスライディングした際に右足を痛め、そのまま途中交代していた。
「最後の最後でみんなに迷惑をかけてしまって、申し訳ないという気持ちでいましたけど、周りの選手がカバーしてくれた」
そう話す目のふちは赤く腫れていた。前回の2023年には、大会前に脇腹を痛めて出場を辞退した。この日の試合前、たまたま大会の公式会見に呼ばれ、「今回は怪我なく健康でみんなで最後まで戦い抜いていきたい」と口にしていたばかりだ。
それからわずか数時間で訪れた逢魔が時。カブスで迎える5年目のシーズンにも暗雲が立ち込める。右足を引きずりながらゆっくりとバスに向かうその後ろ姿は痛々しかった。
深夜2時前に激戦の地を後にした侍ジャパンの面々は、夜明けと共にそれぞれの所属先へと戻っていく。8人のメジャー組は、アリゾナやフロリダのキャンプ地へ。国内組は昂る気持ちを抱えてマイアミ入りした時と同じプライベートジェットで、日本へ。
大谷が口にした「また会おうね」の約束の時は、2年後のロサンゼルス五輪となるのか。再びの頂点へ、長い戦いが始まる。
―2026上半期WBC部門 BEST5
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