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「村上の調子が悪いらしい」合流前の侍ジャパンにも“噂“が「WBCの不振は何だった?」村上宗隆が挑んだ「進化の過程」1カ月後の“答え合わせ” 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/04/24 12:08

「村上の調子が悪いらしい」合流前の侍ジャパンにも“噂“が「WBCの不振は何だった?」村上宗隆が挑んだ「進化の過程」1カ月後の“答え合わせ”<Number Web> photograph by Getty Images

5試合連続ホームランを放つなど絶好調。WBC時の不振はなんだった?

全米トップ選手も加入予定

 2021年のドラフト1位のコルソン・モンゴメリー内野手(24歳)は昨季デビューし、71試合で21本塁打を放った。20年の4位、タナー・マレー内野手(26歳)、24年の5位、サム・アントナッチ内野手(23歳)も相次いでメジャーデビューした。

 昨季、後半戦に限れば借金9と健闘。さらに7月のドラフト会議では、全体1巡目1位の指名権があり、才能ある“全米トップ”選手の獲得が確実視されている。UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)のスター遊撃手、ロック・チョロウスキーが1位指名の最有力候補だ。

 チームの前評判は決して高くない。それでも村上は勝利を目指して、毎日を過ごしている。

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「僕らだってチーム全員が勝てると思っていますし、勝ちへの執念はどの試合でも強く持っています。そこは変わらず、162試合やるというのがチームの中で決めていることですし、野球選手として当たり前のことなので」

 チームの勝利への貢献を目指しながら、村上自身もフリーエージェント(FA)になる2027年オフをにらみ、自身の価値を高めなければいけない。今季は、仮に打率1割台でもレギュラーとして年間550打席は与えられるだろう。シーズン後、1年目の「成功ライン」をどこに設定するか。

メジャートップクラスの「忍耐力」

 4月21日時点では、四球を選ぶ確率はMLBの上位1%の好成績。それに伴うチェース率(ボールゾーンをスイングする確率)は、上位5%、つまり、ボール球を振っていない。そして、いざバットを振れば、ハードヒット(打球初速95マイル=153km以上)の打球の確率は62%で上位2%だ。付け加えると、打率は低くても打球の質と打席でボール球を振らないなどの忍耐力はトップクラスだ。

「xwOBA」という指標ではメジャー上位層に位置している。打席の内容、打球の質などから総合的に判断する期待値の指標で「.416」をマークし(4月22日時点)、上位6%に入る。ごく単純化していうなら「実際の打率だけを見るより、打席内容はかなりいい」という意味だ。打率、打点、本塁打という昔ながらの指標では評価できない村上の“真の価値”がハイテクによるデータから算出される。現状では、村上は十分にメジャーでパワーヒッターとして勝負する力がある、ということだ。

【次ページ】 野球に没頭「シカゴはあまり楽しめていない」

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