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フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
「リクは全面的にリュウイチを信頼した」なぜ三浦璃来と木原龍一は無条件で支え合えたのか? コーチが語る“最大の理由”《引退発表後に独占インタビュー》
text by

田村明子Akiko Tamura
photograph byAFLO
posted2026/04/23 12:01
ブルーノ・マルコットコーチが語る、りくりゅうのパートナーシップの原点
「性格の相性が良いこと。そして…」
1カ月後にはブルーノ氏も再び来日して、ペア強化合宿を開催する。ペアに興味を持つ子供たちは増えているだろうか。
「それは行ってみないとわかりませんが」とブルーノ氏は笑う。
「リクとリュウイチは、ペアをやって良い結果を出すことができる、人気者になれるということも身をもって示してくれた。日本のペアはマーヴィン(・トラン)と(高橋)ナルミが2012年に初めて世界選手権のメダルを獲得してから、長い道のりを歩んできました。リュウイチはペアに転向してから良い結果を出すまで8年かかった。スミタダはジュニアの頃に以前のパートナーと良い成績を出していますが、今年になってユナと本格的に開花した。すぐには結果が出ないので、若手たちの育成が鍵になってきます」
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成功するペアの条件は、どんなことだろうか。
「ポイントは3つあります」とブルーノ氏。
「まず二人の性格の相性が良いこと。相手を大事にする気持ちがないと、どれほど才能があっても、うまくいきません。それから自分のことより、ペアのパートナーシップを優先できること。そして二人とも目標が同じであるだけでなく、どうやってそこに到達するかの哲学が同じであること。二人にこの3つの条件が揃っていなくては、才能だけではカバーできません」
りくりゅうは、いずれは日本のペアの育成にも興味を示しているという。拠点にするリンクの条件やアイスタイムの確保など、これから解決していくべき課題は多い。
将来助けを求められたら、彼らの生徒に手を差し伸べる用意はあるだろうか?
「もちろん。もちろんですとも」とブルーノ氏は力強く答えた。
日本のフィギュアに新たな歴史を刻んだりくりゅう。彼らの今後の活動が注目される。
《インタビュー前編【りくりゅうから引退を伝えられた日】編も公開中です》

