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「日本人では難しい」りくりゅうが覆した“日本ペアへの根深い偏見”…ミラノ五輪金メダルだけではない、三浦璃来と木原龍一の“本当の功績”

posted2026/04/21 06:01

 
「日本人では難しい」りくりゅうが覆した“日本ペアへの根深い偏見”…ミラノ五輪金メダルだけではない、三浦璃来と木原龍一の“本当の功績”<Number Web> photograph by AFLO

引退を発表した三浦璃来と木原龍一

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競技からの引退を発表した三浦璃来と木原龍一。声明文と、これまで語ってきた言葉には、常に互いへの深い信頼が込められていた。りくりゅうの軌跡をたどった記事の短縮版をお届けします。

◆◆◆

 4月17日、フィギュアスケート・ペアの三浦璃来・木原龍一が、それぞれのSNSで競技生活からの引退を発表した。ミラノ・コルティナ五輪の個人戦で金メダルを獲得したばかりの2人が下した決断は、単なる「1組の引退」にとどまらない。一つの時代が終わったかのような感慨を、多くの人に抱かせるものだった。

 引退発表の文章には、こう記されていた。

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「私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。」

 その言葉が示す通り、2人が歩んだ道は、日本ペア界の歴史そのものを塗り替えてきた軌跡である。2022年北京五輪では日本勢史上初の7位入賞、2022-2023シーズンには全種目を通じて日本勢初となる「年間グランドスラム」を達成するなど、その功績は枚挙にいとまがない。

「木原選手が引退するときは私も一緒に」

 4年後のオリンピックまで続けるとすれば、木原は37歳、三浦は28歳になる。三浦はまだ十分に現役を続けられる年齢だ。それでも2人は同時に引退を選んだ。オリンピック後の会見で、三浦はすでにこう語っていた。

「木原選手が引退するときは私も一緒に引退するときで、私が違う人と組んで続けることは絶対ないです」

 2人だからこそ到達できた頂点であり、2人だからこそ選んだ幕引きだった。

 かつて「日本人では難しい」とまで言われたペア競技において、その言葉が思い込みに過ぎないことを実証し、観客席を埋め、報道を増やし、後進の選手たちに可能性を示してきた。木原はこう語っている。

「今後はペアをもっともっと日本の皆様に知っていただけるように、さまざまな活動に挑戦して、ゆくゆくは2人で指導者になれるよう、さまざまなことを勉強させていただきたい」

 競技生活に幕を下ろしたこの日は、2人の新たな挑戦へのスタートの日でもある。声明文の奥にある思いと、りくりゅうの軌跡は、本編でさらに詳しく描かれている。

〈つづく〉

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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