テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
“NHKに映った”大谷翔平と岡本和真の談笑だけでなく…「メディア食堂に寿司、焼肉、天ぷら」「25歳ラッシングがHR量産」トロントWS再戦ウラ話
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byImagn/REUTERS/AFLO
posted2026/04/21 17:00
昨季のワールドシリーズで激戦を繰り広げたドジャースとブルージェイズ。大谷翔平と岡本和真の“共演”としても注目された
「中0日」で救援してMVPに輝いた昨年ワールドシリーズ第7戦以来の登板で、大谷とともにブルペン入りし、マウンドの感触を確かめた後、日本、米国、カナダ3カ国メディアによる囲み取材が三塁ベンチ内で行われた。
NPBでは登板前日の囲み取材は一般的だが、メジャーリーグではそういった慣習はなく異例だった。
その中で山本はこう語った。
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「少し懐かしさとワールドシリーズを思い出す気持ちもある。試合に向け、気を引き締めている」
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で同僚だった2学年上の岡本和真とのメジャー初対決について問われ「凄く好きな先輩の一人。良い勝負ができたら」と心待ちにした。
余談になるが、プレスダイニング(メディア用の食堂)のレベルの高さがメジャー屈指で、この日は寿司、焼肉、天ぷらなどの日本食が振る舞われた。17カナダドル(約12.4米ドル)と値段も他球場に比べて良心的である。
この日はドジャースが連覇を成し遂げた昨年11月1日のWS第7戦以来、156日ぶりのトロント決戦だった。敵地のブーイングに包まれる中、大谷がまた打った。
6-1の6回。左腕ジョー・マンティプライに初球から2球連続シンカーで内角を攻められても屈しなかった。4球目のシンカーは再び内角低め。ボールゾーンでもバットをしならせるように振り抜き、バックスクリーンへ2戦連発3号ソロを打ち込んだ。
前日の2号本塁打の打席から先端がくぼんだ「くり抜きバット」を継続使用した。内角攻めの“傾向と対策”を頭に入れて振り抜きやすさを重視し、狙い通り内角低めのボールゾーンの難しい球にも対応することができた。
三塁で岡本と談笑→試合後にはシャドーピッチング
3回には当たり損ねの幸運な投前安打で自己最長の41連続試合出塁に伸ばし、直近4戦3発を含む4試合連続マルチ安打。この日の取材対応は試合後のNHKインタビューに限られ、大谷は「良いコースだったけど、良いアプローチができた。(打球が)低かったので(フェンスを)越えるかなとは思った。良いバッティングだった。良いことも悪いことも(試合が)終わったら忘れて次の日に切り替えてプレーしたい」と語った。


