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「あの仏頂面だった松山英樹が…取材拒否したマキロイが…」マスターズ優勝で人が変わった? 2人からにじみ出る“王者の品格”「甘い誘惑にも負けなかった」
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舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byJared C. Tilton/Getty Images
posted2026/04/14 11:04
15度目のマスターズは12位タイに終わった松山英樹
勝てそうで勝てないと言われ続けていた2024年大会までのマキロイは、取材拒否をしたり、無言で去ったりする場面が多々見られた。マスターズ以外の大会でも、クラブを投げたり、身に付けていたシャツを着たまま自分で引き裂いたりと、悔しさを露わにしていた。
松山は、そこまでの激昂を見せることは無かったが、ラウンド後のインタビューに仏頂面で臨むことしばしばで、いつもカリカリしていた。
しかし、2021年の初優勝後は、年々表情が穏やかになり、言葉も豊富で饒舌になり、人間として大きく穏やかになったことは、多くの日本のゴルフファンも感じ取っていることだろう。
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今年、連覇を達成したマキロイには、偉業を達成したレジェンドの風格も備わり、自ずと輝いている。
互いにリスペクトし合う2人
そう言えば、今年3月にTGLのマッチに参加したマキロイが、現地でタイガー・ウッズと会話していた様子が動画に収められ、紹介されたことがあった。
マキロイは「先週、ヒデキと一緒に回ったんだけど、30ヤードのウエッジショットは、ヒデキより上手い人は誰もいないと思う」と松山を絶賛していた。
松山もマキロイのエネルギッシュなゴルフには一目も二目も置いている様子で、今年の2日目のラウンド後も、インタビュー中に聞こえてきた大歓声を耳にして、「マキロイが入れたんじゃないですか?」と、感嘆を交えつつ、明るい笑顔で言っていた。
トッププレーヤーとして同じ舞台の上に、ともに長く共に生き残っている者どうし、お互いにリスペクトし合っていることは、手に取るように伝わってくる。
そして、松山もマキロイも「チャンピオンの顔」になっていることが、とても素敵に感じられ、今後、彼らの顔がどこまで素敵になるのかが、とても楽しみである。

