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「今でも1日1試合は必ず観ている」と変わらぬNBA愛を語る日本バスケ界のパイオニア・田臥勇太もお気に入りのスポーツ観戦の新たな楽しみ方

posted2026/04/16 11:00

 
「今でも1日1試合は必ず観ている」と変わらぬNBA愛を語る日本バスケ界のパイオニア・田臥勇太もお気に入りのスポーツ観戦の新たな楽しみ方<Number Web> photograph by Shiro Miyake

日本人初のNBAプレイヤーでBリーグ・宇都宮ブレックス所属の田臥勇太

text by

石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

PROFILE

photograph by

Shiro Miyake

 日本バスケットボール界のレジェンド、田臥勇太と世界最高峰のプロバスケットボールリーグNBAとの縁はもう30年以上にわたる。気がつけば、人生には欠かせないものになっていた。

 それは田臥が小学2年生の頃にさかのぼる。深夜に放送されていたNBAの試合を、父がVHSのビデオテープに録画し、それを観たのが最初の接点だった。

「1988年のNBAファイナル、(ロサンゼルス・)レイカーズとデトロイト(・ピストンズ)の試合はもう何度観たか分からないくらい観ていました。何度観ても全然飽きなかったです。特に、マジック・ジョンソンとアイザイア・トーマスのガード対決がすごいなと思って、憧れの眼差しで観ていました」

 二人が持つ勝負強さ、そしてアメリカのバスケットボールが持つスピードや迫力にとにかく圧倒された。

 特に、マジック・ジョンソンのノールックパスには衝撃を受けた。魔法のような動きを何度もビデオを巻き戻しては観て真似をした。ときには「ドッジボールとか違う競技で遊んでいるときにも取り入れた」というほど夢中になった。

 当時レイカーズが展開した「ショータイム」は、NBAの歴史においてファストブレイク(速攻)スタイルを進化させた。その中心にいたプレイヤーがマジック・ジョンソンだった。

 その後、田臥は2004年にフェニックス・サンズと契約し、開幕ロスター入り。それは日本人として初めての快挙だった。さらに、同年11月3日のアトランタ・ホークス戦でNBAデビューを果たし、4試合17分間の出場で7得点、3アシストを記録。国内でもNBAの存在が一気に身近になった瞬間だった。

 2008年にはアメリカでの挑戦に区切りをつけ、リンク栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)と契約し、現在に至るまで日本でプレーしているが、彼がNBAで培ったプロ意識や練習への姿勢、チームマネジメントの感覚などは、日本のバスケットボール界にも大きな影響を与えている。

 田臥の原点にもなっているNBAでの経験。あれから20年以上経っているが、NBAの試合をチェックすることは日々のルーティンになっている。NBAを観ることは自分のプレーへの刺激であり学びを得られるからだ。45歳となった今も向上心を失わない。

 そんな田臥が特に注目しているのが、自分と同じように海をわたって挑戦を続ける二人の日本人プレイヤーだ。

「(八村)塁(レイカーズ)と河村くん(勇輝/シカゴ・ブルズ)の試合はいつもしっかりチェックしています。塁は年を重ねるごとに安定感が増して、レイカーズでは当然のようにスタメンやレギュラーとして試合に出場している。河村くんはいつ呼ばれるか分からない状況でも、呼ばれたときにはNBAで少ないチャンスをモノにしようとする姿勢がプレーにも表れていますよね。そのサバイバル感を見ると、素直に応援したい気持ちになります」

 もちろん、4月19日(日本時間)から始まるプレーオフも見逃せない。注目は東地区のデトロイト・ピストンズ、西地区のオクラホマシティ・サンダーとサンアントニオ・スパーズだ。再建期を経て若い核で未来を描く3チームが、レギュラーシーズンとは違う戦い方を求められるプレーオフをどのように戦い抜くのか楽しみにしているという。

「サンダーはチームとしての規律やスタイルを全員が意識してプレーできていますし、ピストンズはリーグトップのディフェンス力が光っていて、ケイド・カニングハムがしっかりと軸になっている。スパーズはチームに根付くカルチャーを大切にしながらもうまく再構築できている。どこが勝つのか本当に予想できませんが、それが面白いところですね」

 一昨季の王者ボストン・セルティックスも無視できない。エースのジェイソン・テイタムが怪我で長期不在だったがその間も好調をキープ。「テイタムが戻ってきて、どこまでやれるのか期待したいところです」と注目チームを挙げればきりがない。

 今季も見どころ満載とあって、いくら時間があっても足りないと田臥は笑う。

「オフはもちろんですが、練習がある日も帰宅したらNBAを観ていますね。1日1試合は必ずといっていいほど観ているかもしれません」

 かつては深夜放送をビデオに録画して観るしかなく、リアルタイムで追うことは難しかったが、今はFire TV Stickがあれば、どこにいても、いつでも同じ温度でNBAを感じることができるのは田臥のようなヘビーユーザーにとってうれしいところだ。

 Amazonの動画配信サービスPrime Videoでは「NBA on Prime」として今季からレギュラーシーズン計67試合、八村のレイカーズを始め、ニューヨーク・ニックスやゴールデンステイト・ウォリアーズなど、日本で人気のチームの試合を中心にライブ配信している。またプレーオフも注目の試合を配信予定で、日本では今年、ウェスタン・カンファレンスファイナルとNBAファイナルも配信する。プライム・ビデオ ジャパンコンテンツ事業本部本部長の石橋陽輔氏は「時差の関係で週末の午前中など、比較的視聴しやすい時間の配信が多く大勢の方々に喜ばれています」と今季の反響の大きさを実感している。田臥も「今はFire TVで観られるPrime Videoがないと生活が成り立たないというくらい助かっています!」と配信を重宝している。

 実は、Prime Videoでスポーツ配信が始まったのは2022年4月と意外にもその歴史はまだ浅い。最初のスポーツ配信はボクシングの世界ミドル級王座統一戦、村田諒太vs.ゲンナジー・ゴロフキンという注目カードだった。その後も井上尚弥や那須川天心など、世界戦の独占ライブ配信を行なってきた。

「いろいろなコンテンツのなかでもスポーツは、映画やドラマなどと異なる新しいお客様に楽しんでいただいており、成長戦略の1つの柱としてスタートしました。そしてこの度、NBAとのグローバル配信権契約に基づき、日本でPrime Videoがローンチして10年目となる2025年からNBAの配信をスタートしました」(石橋氏)

 これまで決まった時間にテレビの前に座って観るのがスポーツ観戦の定番だったが、Prime Videoとそれを視聴できるデバイスであるFire TVの組み合わせは、その定番を書き換えつつある。

 それは単純に配信サービスの拡大というだけではない。スポーツ観戦の体験の構造そのものを変化させているといっても過言ではない。

「現地で観戦するライブ感は何ものにも代えがたいものですが、ライブ中継で観たいと思ったとき、どうしてもその時間には視聴できない、観たい試合がカバーされていないケースがあったと思います。そんなとき、ライブで観ることはもちろん、後追いで観ることも可能になりました。もちろん、何度も繰り返して観ることも可能です。試合後のハイライトも増えてきているので、視聴の幅が広がりました。そしてスポーツのような心を動かすコンテンツを大画面の迫力でお客様にお届けできるのがFire TVです」

 そう語るのはAmazonデバイスFire TV事業部長の西端明彦氏。視聴者は観たいときに、観たい競技を選べる。観戦の主導権が視聴者に移るというわけだ。テレビのHDMIポートに接続することで様々な配信サービスをテレビの大画面で楽しめるFire TVシリーズは、自由を接続する架け橋になっている。

 また、Prime Videoでは複数の試合を同時に観ることができるMulti-Viewや、ハイライト動画をAIが自動生成して紹介するRapid Recapなどの機能により、さらに試合に没頭することができる。

「通常の試合映像だけでなく、選手目線の映像や様々なスタッツを表示することで、見方に奥行きを出すことができています。臨場感や迫力が伝わり、感動を巻き起こすメインの映像はテレビの大画面で観ていただきたいです」(西端氏)

 これには田臥も「これと決めて試合を観ながらも、他の試合も気になるので、そういった機能があるのはうれしいですね」とリピートして使っているようだ。

 朝の支度中にハイライトを流したり、夜のリラックスタイムに見逃しを観たり、スポーツは視聴者の生活のリズムに寄り添う存在へと変化しつつある。

「大画面で楽しむことはもちろんですが、いつでも観られることに加えて、場所を選ばず“どこでも”視聴できるのも利点です。Fire TV Stickのようなスティック型のものであれば手軽に持ち運びができますし、操作も簡単です。ログインなどの設定を毎回し直すことなく、つなぐだけで、ご自宅の視聴環境を再現できます。たとえば、遠征先のホテルや旅行先のテレビにつないで観ることも可能です。ご両親や友人と同じ試合を観てスポーツの熱狂を共有することもできます。そういった意味でも視聴の幅を広げることができたのではないでしょうか」(西端氏)

 バスケットボールは攻守の切り替えが速く、ダイナミズムのあるスポーツだ。「それを大画面で観ていただくことで、より迫力を感じていただけると思います。Rapid RecapのようにAIを活用した技術を存分に楽しんでいただけるという面も、Prime Videoの魅力だと思います」(石橋氏)

 Prime VideoとFire TVシリーズが生み出す相乗効果は、スポーツ観戦をもっと身近に、そして新しい形を提供すると自信を持つ。

 Prime Videoでの配信は、日本のNBAの視聴を大きく塗り替えようとしている。そしてFire TVシリーズはその変化の中に立つ新しい本拠地としての役割を担う。スポーツ観戦の未来を大きく変える、長期的なプロジェクト。その挑戦はまだ始まったばかりだ。

「11年という長い時間をかけてNBAと共に、この熱狂と感動を多くのお客様に届けていきたいと考えています。ファッションや音楽も含めたNBAのカルチャーについても、じっくりと魅力を伝えていきたいですね。NBAをはじめ、競技に関係なくスポーツそのものを大きくしていくことが、われわれの使命だと自負しています」(石橋氏)

 Prime Video、Fire TVというプラットフォームが、これからのスポーツ観戦を新たな領域へと導く。

Amazon Fire TVシリーズ

https://www.amazon.co.jp/firetvseries

「Amazon Fire TVシリーズ」は、お手持ちのテレビに接続することで、豊富な映画やテレビ番組のコンテンツを簡単に大画面でお楽しみいただけるストリーミングメディアプレーヤーです。ご自宅のテレビはもちろん、旅行・出張・帰省など、持ち運ぶことで、どこでもご自宅の視聴環境を再現できます。Prime Videoを始めとした人気の各種ストリーミングサービスの70万本以上の映画・テレビ番組・スポーツや、音楽をお楽しみいただくことが可能です。さらにアプリを横断して検索できるので、豊富なコンテンツの中から観たいものを簡単に探すことができます。さらにXboxのゲームに対応し、ゲーム機本体がなくても数百もの高品質なゲームがお楽しみいただけます。また、Alexa対応音声認識リモコンも同梱し、リモコン上のAlexaボタンを押しながら話しかけるだけでコンテンツの検索や再生、サッカーや野球の試合結果の確認、スマートホーム製品の操作などが可能です。

Prime Videoとスポーツのライブ配信

https://www.amazon.co.jp/primevideo

Prime Videoは豊富な作品を1つのアプリで提供する、何千ものデバイスで利用可能な、ワンストップ・エンターテインメントサービスです。お客様にて視聴体験をカスタマイズし、お好きな映画、ドラマやライブ配信コンテンツを見つけることができます。

スポーツのライブ配信は世界中でラインナップを拡大させています。アメリカで『Thursday Night Football』、『NASCAR』、アメリカ、イギリス、カナダで『Premier Boxing Champions』、カナダで『NHL Prime Monday Night Hockey』、ドイツ、イタリア、イギリス、アイルランドで『UEFAチャンピオンズリーグ』、フランスで『ローランギャロス(全仏オープン)』などを配信しています。日本では『Prime Video Boxing』や侍ジャパン日本代表の試合、2026年のMLBレギュラーシーズン・ポストシーズン(MLB on SPOTV)をプライム会員なら無料でお楽しみいただけます。2025-26シーズンからは11年間にわたるNBAとのグローバル配信権契約により、『NBA on Prime』を配信しています。レギュラーシーズンの厳選した67試合を配信。またプレーオフの注目の試合を配信するほか、ウェスタン・カンファレンス・ファイナル、NBAファイナルの全試合を日本で独占配信します(NBA League Passを除く)。

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