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「実は侍ジャパンの“隠し球”だった」井端弘和監督がサプライズ選出を目指していたMAX161km右腕とは何者か?「日本人の母を持つ無名の21歳で…」
posted2026/04/11 11:01
井端監督がサプライズ選出を目指していた「幻の侍ジャパンメンバー」バルザーとは何者なのか?
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
Yuki Yamada
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では準々決勝敗退に終わった侍ジャパン。実はそのメンバーに加わっていたかもしれない“幻のサムライ”がいる。パドレス傘下のマイナーに所属するバルザー・ブライアン投手だ。極秘裏に井端弘和監督がサプライズ選出を目指していたという21歳の右腕とは一体何者なのか? MLB担当の山田結軌記者が取材した。〈全2回の前編/後編を読む〉
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もしかすると21歳の無名なマイナーリーガーは、侍ジャパンのユニホームを着ていたかもしれない。そして、次回のWBCでは日の丸を背負い、メジャーリーガーとして世界一を目指すことになるかもしれない。
パドレス傘下のマイナーで汗を流すバルザー・ブライアンは、まさに“幻のサムライ”だった。サプライズ選出が叶っていれば間違いなく、世界を驚かせる“隠し球”になっていただろう。2月末時点でブルペンでの球速は98マイル(約158km)をマーク。今春のキャンプでは、すでに自己最速タイの100マイル(約161km)を計測しており、仮に選出されていたら侍ジャパン投手陣では最も速い球を投げる投手だったのだ。
井端監督が秘めていた“隠し球”
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「WBC、出たかったんですけどね……。次の大会には選ばれるように頑張ります」
大会後、バルザーはそう口にしていた。
絵空事ではなかった。2025年の春季キャンプ。井端弘和監督ら侍ジャパンのスタッフが、アリゾナでトレーニングに励む日本人選手のもとを訪れた。パドレスのキャンプでは、ダルビッシュ有と松井裕樹の状態をチェックして出場の意思を確認した。しかしこの時、侍ジャパンの首脳陣は、もう一人の投手の存在も忘れてはいなかった。バルザー本人と面談し、日本代表としてメンバー選出の可能性があることを伝えていた。
そもそもこの右腕は何者なのか。

