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「お前、日本人だろ?」パリ五輪で“因縁”フランス代表の挑発に…Bリーグ「逆輸入」バスケ選手はどう答えた? 欧州で磨いた「技術以上に大切なもの」

posted2026/04/12 11:02

 
「お前、日本人だろ?」パリ五輪で“因縁”フランス代表の挑発に…Bリーグ「逆輸入」バスケ選手はどう答えた? 欧州で磨いた「技術以上に大切なもの」<Number Web> photograph by B.LEAGUE

15歳から欧州でプレーしていた川崎ブレイブサンダースの岡田大河。フランス時代にはパリ五輪で物議を醸した「あの選手」との関わりも?

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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 今から7年前、15歳で単身スペインに渡り、日本人最年少の17歳でプロデビューを果たしたバスケットボール選手がいる。昨年、川崎ブレイブサンダースに加入した岡田大河だ。なぜ岡田は「バスケの本場」アメリカではなく欧州を選んだのか。また、そんな彼がBリーグへと参戦した理由はなんだったのだろうか。《NumberWebインタビュー全3回の3回目/最初から読む》

 そのとき岡田大河の前にいたのは、フランス代表のパリ五輪銀メダル獲得に貢献したマシュー・ストラゼルだった。

 ストラゼルはパリ五輪のフランス対日本戦で“疑惑の判定”の主役となった選手だ。

 パリ五輪1次リーグの第2戦、日本が4点をリードした第4クォーターで、左のコーナーからストラゼルが放った3Pシュートが決まった。これを阻止しに行った河村勇輝(シカゴ・ブルズ)のディフェンスが微妙な判定でファウルになった。結果的にボーナスのフリースローを決められ、同点に。最後は延長戦で日本が逆転負けした試合だった。

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 そのストラゼルが、所属チームであるASモナコの練習場で、あの試合と同じような位置から3Pシュートを放ち、きれいにリングに通して見せた。そして、笑みを浮かべて岡田にこう声をかけてきた。

「お前、日本人なんだろう?(笑)」

 ストラゼルは自身のキャリアのハイライトを想起させるシュートを見せつけ、当時モナコU-21に所属していた “後輩”を試してきたわけだ。

チームのエースにも…「あれはファウルじゃなかった」

 岡田はニヤリとして、こう返した。

「うん、日本人だよ。でも……あれはファウルじゃなかったよ!」

 岡田はスペインのチームを経て、2023年の夏から2シーズンにわたり、モナコのU-21でプレーした。モナコではトップチームの練習に混ざることや、練習場で交流することもあり、ストラゼルとの接点もその一環だったという。相手はフランスの代表になるようなトップチームのスーパースターだったが、岡田は動じなくなっていた。

【次ページ】 アジア人にポジションを取られるのは「ありえない」

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