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元アイドルがついに東京女子プロレスの“センター”に…荒井優希27歳「夢は東京ドーム」SKE48卒業後の“ある変化”「プロレスに100%を注げている」
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原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2026/04/02 17:03
プリンセス・オブ・プリンセス新王者になった荒井優希。東京女子プロレスの“ど真ん中”に立った。3月29日、両国国技館
荒井は目を輝かせた。
「私、チャンピオンになったらどんなチャンピオンになりたいかなってたくさん考えたんですよ。見つけました。荒井は、夢を見るチャンピオンになりたいです。そして、大好きな仲間に夢を語りたいし、みんなで夢を叶えたいし、東京女子を愛してくれるみなさんに夢を見せたいです。私には夢があって、それは東京女子プロレスをもっとたくさんの方に愛してもらって、選手みんなで東京ドームで興行することです。これを言うのは勇気がいるけど、みんなの前で言ったので、一番バカみたいに私が夢を見て、みんなに信じられないような景色を見せたいと思う」
「プロレスを楽しめるように…」SKE卒業後の変化
荒井は事実上、東京女子のセンターに立った。
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「SKEでもファンの方々のおかげで、すごくいい思い出がたくさんあるけど、センターに立ったことはないので。こことはまた違った環境でやってきた。また違った景色を見て、いろんなことを考えて。SKEで取れなかったセンターっていうのかわかんないけど、真ん中に立ててうれしいです。自分は1年前、SKE48を卒業して、SKE劇場でこの夢を言ったんですけど、その時は300人ぐらいしか入ってなくて。今日は大きな会場でたくさんの人が見ている所で言えたので前よりは自分も成長したし、東京女子ともっと進みたいっていう気持ちが大きくなったんじゃないかな。だから夢を言えたんじゃないかなって思います」
「プロレスにかける時間が全部になったので、100%を注げているっていうのはもちろんあります。やっぱりプロレスの試合を見ることも増えたから、成長というか一番の変化はプロレスを楽しめるようになったことです」
荒井の初防衛戦は4月16日、レッスルマニアウィークにラスベガスで行われる。J-RODが相手だ。
「J-RODは何度か日本に来ていて、自分とコスチュームの色が一緒なんですよ。だからフレンド、フレンドっていつも仲良くしてくれたんですけど、突然のタイトルマッチ。まだ一度も試合はしたことがないし、してみたいなとは思ってたので嬉しいけど、さっそくの強敵。海外で防衛戦ができること、その環境にも感謝して。でも絶対負けない気持ちでいきます」
J-RODは荒井にこんなメッセージを送ってきた。
「王者が誰だってかまわない。ここは夢を見るところじゃない。現実を突きつけてやる。プロレスはおとぎ話の世界じゃない」
敗れた渡辺は荒井の成長を複雑な気持ちで讃えた。
「最初の頃は荒井がいつまでいるかわからない状態で、デビュー戦が隣から始まった仲。ここまで来て、こうやってやり合えるのは本当に幸せなことだなって思います。シングル1戦目は私が敗れたけど、次はもっと強くなって、もっともっと、這いつくばってでも強くなってみせます」



