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水原一平氏には27億円賠償命令も…“違法賭博の胴元”が「たった5カ月」で刑期満了? 大谷翔平を巻き込んだスキャンダル黒幕が「短すぎる刑期」で出所のナゼ
posted2026/03/25 17:20
大谷翔平の元通訳を務めた水原一平氏を違法賭博に引き込んだマシュー・ボウヤーが出所。司法取引の結果、刑期はわずか5カ月だけだった
text by

奥窪優木Yuki Okukubo
photograph by
Nanae Suzuki
「久しぶりの自由な週末。家族。とても感謝しています」
3月9日、そんな書き込みとともにインスタグラムに投稿された写真には、妻や我が子に囲まれて満面の笑みを浮かべる屈強な男の姿があった。大谷翔平の預金口座から総額1700万ドル(約27億円)を不正送金した元通訳の水原一平が、そのほとんどを注ぎ込んだとされるスポーツ賭博の元胴元、マシュー・ボウヤーだ。
2024年6月に違法賭博営業の罪で訴追されたボウヤーには、資金洗浄や虚偽の税務申告などの嫌疑もかけられており、当時、連邦検察官は「これらの罪に対する最高刑は禁錮18年」とも発言していた。
違法賭博の胴元が…わずか5カ月で出所!?
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その後、有罪が確定したボウヤー氏が、カリフォルニア州の連邦刑務所「FCIロンポック」に収監されたのが昨年10月のこと。それからわずか5カ月でシャバに出てきたことになる。
連邦刑務所局の公開情報によれば、ボウヤーは、今後3カ月、オレンジ郡の自宅から80キロほどの距離にある民間更生施設の観察下に置かれることになっている。
「ハーフウェイ・ハウス」と呼ばれるこうした施設は、その名の通り、刑務所と社会の中間に位置する存在で、受刑者の社会復帰を促す役割を担う。日中には外出も含め行動の自由が広く認められており、家族と過ごしたり就労したりすることも可能であり、刑務所とは一線を画している。
大幅に刑期が短縮されたのは、ボウヤーが司法取引に応じたためにほかならない。

