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[私とラン]大友康平「歌い続けるために」
posted2026/03/21 11:01
text by

林田順子Junko Hayashida
photograph by
Kiichi Matsumoto
いつまでもパワフルな歌声とパフォーマンスを維持するために30年、走り続けている大友康平さん。年を経ても変わらないロックンロールへの情熱と、日々のランを語る。
1980年のデビューから46年を経てもなお、情熱的なパフォーマンスで我々を楽しませてくれる大友康平さんは今年70歳を迎えた。走り始めたのは'96年。バラードだけのライブツアーがきっかけだった。
「ロックンロールショー自体が有酸素運動みたいなものでしょ。だからライブの後、がっつり食べて、飲んでも、そんなに体形は変わらなかったんです。ところがこのツアーはバラードだけだから、いつもとは運動量が違う。それなのに同じようにがっつり飲み食いしていたら、著しく体重が増えて。これはまずいなと思ったんです」
そのときのサポートメンバーから「大友さん、走れば痩せますよ」と言われたことから、走ることを決意した。
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「ところが最初は500mが精一杯。走るってこんなに大変なんだと思ったし、ライブで体力はあるつもりだったから、1kmも走れないんだとショックでしたよ。でも続けていくうちに徐々に走れるようになった」
現在は週2~3回、4kmを30分ほどで走る習慣が続いている。
「以前は8kmだったんだけど、コロナ禍でジムのトレッドミルが30分に限定されて、4km止まりになって。それを続けていたら、もう8kmは苦しくなりましたね」
なかでもライブ前のランニングは、大友さんにとって重要なルーティーンだ。昼頃に会場に入り、4kmほど走ったら、昼食を食べてリハーサルをし、本番へと臨む。

