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野球クロスロードBACK NUMBER
15年ぶり「あの名門」が甲子園にカムバック…かつては3度の全国制覇“古豪”が令和の時代に復活のワケは?「失敗しなきゃわからないこともある」
text by

田口元義Genki Taguchi
photograph byJIJI PRESS
posted2026/03/19 06:00
2011年夏以来の甲子園出場となった帝京。かつては春夏あわせて3度の全国制覇の経験もあるが、近年は苦戦が続いていた
2000年代に入り全国制覇こそ成し遂げられなかったが、帝京は甲子園に出れば間違いなく上位進出を果たす強豪のままだった。
09年夏にベスト8となったチームでキャプテンだった現コーチの佐藤秀栄は、金田が言った「負けるはずがない」という強き時代の帝京について、こう追随する。
「前田監督は試合における一球、一打とかを細かく自分たちに伝えていました。選手は『絶対に監督を黙らせてやろう!』と、ナニクソの気持ちで常にやっていましたけど、黙ることはなかったですね(笑)。その熱量が全てだったと思います」
2011年夏以降、甲子園出場はならず
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金田が前田から誘われコーチとなったのは11年である。奇しくもこの夏以来、帝京は甲子園に出場していないが、“冬の時代”だったかと問われればそうは言い切れない。
春夏秋とそれぞれの東京大会では定期的に決勝まで進出しており、春やコロナ禍によって独自大会となった20年夏には優勝もしている。結果として、甲子園を懸けた大会で勝ち切れなかっただけだ。
だが、最後の「あと一歩」がどうしても越えられなかった。その理由を、金田はこんな風に説明してくれた。
<次回へつづく>

